オヤジ・エイジ・ロックンロール (実業之日本社文庫)
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オヤジ・エイジ・ロックンロール (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー
あすなろ
熊谷氏が描くオヤジバンドを題材にした音楽エンターテイメント作品。熊谷氏が愉しんで筆を奮っているのが分かる。特に作品後半や、巻末収録のロック口座にそれを強く 感じる。さて、肝心の作品であるが、僕自体は熱心なハードロックファンではないが、一気読みの転がり方。転がる石には苔付かずであるが、本作にこれを合わせれば再び転がり始めた石からは苔は直ぐに取れるであろう。無論、こんなに全てが上手く転がることはないのであろうが、どんな趣味でも歳を重ねてから再熱するものはいいですね。また、親子で同じ趣味という描きもいいなと思う
2020/07/04
かんらんしゃ🎡
★熊谷ちゃんは短編一つしか読んでなくてよ、そん時の印象は骨太で硬派だったんだわ。こんなコミカルな話も書くんだなぁって読んでたらもう半分、そっからまた新たな展開あって440ページがあっと言う間さ。★ロッカーには齢相応なんて言葉無くってさ、オヤジになっても杖振り回してロケンロール。シャケナベイビーだぜ!!
2019/02/21
GAKU
いやー、面白かった!ひょんなことから学生時代以来のエレキギターを再開する、50代のサラリーマンのオヤジが主人公。またまたひょんなことから学生時代以来のバンドを結成し、アマチュアロックコンテストの全国大会を目指す。小説的には都合よくストーリーが進行し、よくあるパターンの普通の小説でしょう。しかし、しかし、主人公と同年代、70年代ロックにどっぷりハマり、エレキギターに夢中になっていた私としては、兎に角この主人公が羨ましい!
2016/06/07
takaC
前に単行本を読んだのは約3年前なので細部はいい感じに忘れていて初読み並に楽しめた。表紙の絵は単行本の方が好き。というかこれは嫌い。
2013/09/06
再び読書
親父エイジには熱い、ノスタルジックな作品です。ディープ・パープル、レッド・ツェッペリンなどは親父にはたまりません。そこに当時のアマチュアバンドのデビューに纏わるエピソードが絡まり、イカ天前の世代が彼らに嵌まったあの時代にタイムスリップする様な錯覚を覚える。また、薫の娘の登場、最後は薫の参加まで、溝口のプロへの引き抜きのからくり、彼らの目線も納得。音楽が持つ力を感じる事が出来る。心地よい読書の時間を持つ事が出来ました。「階段途中のビックノイズ」や「ガール・ミーツ・ガール」を彷彿させる
2022/06/20
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