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あの日にかえりたい (実業之日本社文庫)

あの日にかえりたい (実業之日本社文庫)

あの日にかえりたい (実業之日本社文庫)

作家
乾ルカ
出版社
実業之日本社
発売日
2013-06-05
ISBN
9784408551289
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あの日にかえりたい (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー

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ちょこまーぶる

何故かサクサクと読み進めなかった一冊でした。「真夜中の動物園」と「あの日にかえりたい」の二編は、印象に残っているんですが、あとの四編は読後ももや~っした感じで、印象には残らなかったですね。集中して読めなかった事に原因があるかもしれません。生きていく上で、誰もが何度かは「あの日にかえりたい」という感情を抱く時があると思うんですが、必ずしも楽しい時に戻りたいというだけではなく「あの失敗を今だったらこうしたい」とか「あの時は済まない事をしたなぁ」という事も多いと思うけど、そう思うことで心を浄化しているだろうな。

2017/06/06

相田うえお

★★★☆☆22019【あの日にかえりたい (乾 ルカさん)】小説を読んでいて常々思うのは、数行読んだだけでスッと入り込める作品を作る作家さんと、なかなか作品世界にワープさせてもらえない作家さんに分かれるよなぁ〜と。(まえにも同じこと言ってますが←年寄りか!)間違いなく乾ルカさんは前者(相性もあるのかな?) 本作品、奇妙系ながらも心揺さぶる内容の短編集です。六本中、特に作品タイトルになっている『あの日に帰りたい』の後半は僅かばかり目頭がやられそうになりました。六話目も心に響きました。というより全部よかった!

2022/02/24

takaC

初めて読んだ乾ルカの本がこれだったことを思い出した。単行本の方だけど。

2018/07/11

ゆみねこ

6編の短編集。どのお話も物悲しくて切ないけれども、読後感は悪くなかったです。 「夜、あるく」が特に好きでした。「真夜中の動物園」も良かったです。

2015/01/26

dr2006

リアルな日常に潜む断片的な非日常。自分が北海道出身で土地勘と季節感があるせいか(6編は全て舞台が北海道)記憶の中の五感が蘇る感じがした。だから、乾さんが描く非日常をスムーズに受け入れられたのだろうと思う。決して「プラス」ではない今を起点に、人生の転機となった「あの日」にフラッシュバックする主人公たちに胸を締め付けられた。でも読み終えた瞬間、乾さんが贈ってくれていた暖かい余韻に気が付いて嬉しい。あちらの世界を描写して鳥肌立たせるくせに、ズルいよね?(笑) 乾さんの作品はもっと読んでいきたいと思う。良かった。

2018/11/07

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