浸蝕 (実業之日本社文庫)
浸蝕 (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー
スエ
出会った頃はかぐや姫。結婚したら鬼ヤンマ。良家の子女にもご用心ッ❢「彼女はエイリアンだった」耳が痛いですな…。いやいや、スエなんてもんじゃ無いんですよ!この奥さんはッ!!夕食は常に外食(高級店じゃ無きゃダメよ)洗濯は全てクリーニング(届けてくれる所ね)ネイルサロンにいってきたの。きれいでしょ?家事なんて出来ないわ♡ ぎゃふん❢ 終いにゃ夫の上司に「主人を接待に駆り出さないで下さい」付いたあだ名は直訴妻。ギャグですかっ?!もちのロン、夫は左遷。…話はなぜか宗教問題へ脱線し、ラストは「おしあわせに♡」な一冊。
2022/03/14
きさらぎ
久々の明野作品。あー、こんな感じだったなぁ。 幹朗が未練たらしくてほんとバカ。初めの奥さんの件では同情してたけど、あまりのアホさ加減にイライラを通り越して呆れた。こういう男はとことん不幸になればいい。でも家族はどうなるの?可哀想…
2016/11/17
まさきち
いまいち納得できない形での結末に消化不良感にさいなまれました。長沢が樹菜の考えに徐々に浸蝕され、何らかの出来事が起こるのかと思いきや姉が乗り込んできたのみで終了し、むしろその後に待ち受けることが重要なのではという気持ちにさせられました。また出てくる人物のほぼすべてが他責で言い逃れをしているように感じられ、嫌悪感を抱いてしまったのも失敗の原因かも。
2015/08/25
tom
どう収束するのかと思ったら…そんな終わりかぁ。設定は面白かったけど、幹朗の言動に全然感情移入出来なかったので中盤から終盤はただただ何故そうなる、と思ってしまったなぁ。相手にする厄介さで言えばどっこいかそれ以上と思うのに、彼の思う愛が何なのかさっぱりわからないままだった。
2018/01/21
ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう
女に振り回される男の話。最初は清々とした態度を見せた先妻は、結婚してから豹変。退職離婚を経て、一人暮らしをまあそこそこ営んできた主人公は、行きつけの店のバイト店員に奇妙なデジャヴを感じる。それは幼い頃に出会った一人の少女であり、そして8人もの命を奪った殺人犯でもあった。行き着く先は天国か地獄か。なんだか冗長で惰性で読んだ感じ。宗教の教えもよくわからないし、合ってないのかなーという感じ。ラストもなんというか悪い意味で後味悪い感じで、好みではなかった。
2015/08/25
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