龍馬の生きざま (実業之日本社文庫)
龍馬の生きざま (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー
ひろし
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」で坂本龍馬を知り、好きになってから数十年。龍馬=正義、新撰組=悪という単純な図式で幕末情勢を理解してきたが、近年幾つかの小説やノンフィクションを読んで、志士個人の考え方も誰と誰が手を組むかも刻々と変わっていく時代であったのだと考え始めたところ。この短編集はそうした情勢理解に役立つと思う。作品の中では、人斬り以蔵を描いた「斬奸刀」はいろいろな負の感情を引きずり出され、心に迫ってくるものがあり読みごたえがあった。
2017/03/24
のぼる
どの作家さんが目当てということはなく、ただ久しぶりに龍馬についてのものを読みたくて。そういう意味で満足。
2017/04/20
みち3
思いのほか面白かった。「斬奸刀」、「お龍」が特に印象深い。勝手な私見だが、以蔵にお龍。両名にとって龍馬は太陽だったのでは?龍馬とかかわったその時に龍馬に明るく照らされ、歴史の中で躍動した二人。龍馬とかかわった時期の二人は人間臭く憎めない。龍馬を失った二人は…。二人を通して陽の存在としての龍馬が本当に眩しい。が、本書の中に一点違う視点から見た龍馬も存在し、なかなかの読み応えだった。満足。
2017/10/29
Miyaz
★★★★☆ 竜馬に関連した短編集。 竜馬暗殺絡みが複数。 斬奸刀、解説が良かった。
2022/12/13
へいぞう
???
2018/05/17
感想・レビューをもっと見る