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三人屋 (実業之日本社文庫)

三人屋 (実業之日本社文庫)

三人屋 (実業之日本社文庫)

作家
原田ひ香
出版社
実業之日本社
発売日
2018-02-06
ISBN
9784408554075
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三人屋 (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー

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ミカママ

TLで気になってた作家さん、「飯」関連を多く書いてらっしゃるようで楽しみにしてた。確かに食べ物描写はいい。商店街の様子も楽しい。個性あふれる三人姉妹がユニーク。なのになぜか途中から飽きてきて。レコードの謎もミステリー仕立てにしたかったのかもしれないが、収束しきれていない印象。いちばんの難は、「この作家さんでなきゃ」という個性があまり感じられなかったことかな。

2019/09/18

しんごろ

兄弟、姉妹、そりゃ仲が悪いとかいろいろあるよね。夫婦、男と女もいろいろあるよね。朝日、まひる、夜月もなんだかんだで、寄りも戻って、姉妹の絆がしっかりできたから良かったね。ここに登場してくる男性諸君は情けないやら、頼りないやら…。男はこんな男ばかりではないといいたいね。でも三觜さんだけはまともに見えたかな。キャベツのぬか漬けを食べてみたいな。いつまでも、しっかり仲良く気軽に行ける「三人屋」でいてほしいね。ドラマ化したら面白いかもね。

2019/11/08

mae.dat

朝はパンとコーヒーの店、昼は讃岐うどん、夜はスナックと化する通称三人屋。どんなシステムで運用されているのか不思議です。パンはホームベーカリーで焼いているそうですが、一体一日で何斤程出るのか。うどん屋も、麺は業者から卸して貰っているのでしょうか? 元喫茶店ですので、タイル張りの厨房じゃないですよね。流しでせっせと湯切りしているんだろうな。色んな人が出てきますが、鶏肉屋の酉一さんかなぁ。結局親子丼しないのかなぁ。って言うか、その手間増やすより、かしわうどんにした方が良い気がするのですけど、どうでしょうね。

2022/10/05

ノンケ女医長

引き込まれるように読んだ。たくさんの人に愛されるお店と、料理の数々。独特の営業スタイルに唸ったし、設定を捻りだした作者の着想が素晴らしい。原田ひ香ファンには外せない小説では。なんと言っても、個性豊かな三姉妹の生き方。それが店にたくさんの客を引き付ける。料理の一品一品、きっと頬っぺたが落ちる美味しさなんだろうな。夜月の「女の幸せは、容姿も身丈も性格も頭脳も性の嗜好も関係ない。ただ、運なのだと」の言葉、すっとした。トーストとコーヒーを食べに行きたいです。

2022/12/11

おしゃべりメガネ

ハードカバーを読んで奇しくもほぼぴったり五年ぶりに文庫にて再読です。朝は3女の喫茶店、昼は次女のうどん屋、夜は長女のスナックで営業する通称『三人屋』。三姉妹が一緒に働かないには、それなりの事実があり、その背景をそれぞれの店に通う常連客の目線から綴られています。しっかり者の次女「まひる」とドライな三女「朝日」は自由奔放な長女「夜月」に振り回され、なかなか姉妹の確執が解決しません。そんな中、ある日突然姉妹を驚かす出来事が起き、事態は思わぬ方向へ。本作を読んでいるとトーストとうどんがひたすら食べたくなります。

2021/02/11

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