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森に願いを (実業之日本社文庫)

森に願いを (実業之日本社文庫)

森に願いを (実業之日本社文庫)

作家
乾ルカ
出版社
実業之日本社
発売日
2018-04-04
ISBN
9784408554105
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森に願いを (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー

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相田うえお

★★★☆☆19008 謎の森に惹きつけられる 訳ありな人たちの短編集。読み始めからしばらくは、森のシーンで高橋一生さん主演の『僕らは奇跡で出来ている』をイメージしてしまいました。さらに2話目では、菅野美穂さん主演の『曲げられない女』3話目では、草彅剛さん主演の『僕の生きる道』が頭に浮かんできました。話は変わるけど、マツの木、エゾマツは枝ぶりが下がってて、トドマツは上向。これ、トドマツは天にもトドけ〜!エゾマツは天に届かなくてえエゾ〜!と覚えるんだって。木って長寿だから今度、生まれ変わるなら木だな。。

2019/01/12

カブ

街中にある大きな森に吸い寄せられるように、人生の思いを抱えた人々がやってくる。不登校の子どもを持つ主婦、不治の病に罹った青年、落ちこぼれの高校生、リストラされる中年男性など7人と、1人の森番の青年の連作短編集です。特別なことをする訳じゃない、ただ寄り添って彼は森にいる。自分も森の中に迷い込んで、緑の空気を吸い込んだような、どこかホッとするような話です。

2018/05/10

ココ(coco)

☆☆☆★乾ルカさん12冊目です。今回は癒されました。職場の人間関係やリストラ、不登校等々、様々な悩みを抱えて苦しみながら生きている人々が、都会の中にある森に迷い込んで、森番の青年と触れ合う事により、生きる希望を見出していく物語でした。7編の連作短編集ですが、第5話と第6話が好きです。第5話に出て来る『これからのあなたの人生で、今が一番若いあなたです。』という言葉が良かった。

2018/04/22

たるき( ´ ▽ ` )ノ

うーん・・・清々しい新緑のようなイメージの本だと思って読んだけれど、ちょっと違った。爽やかさより、厳しさが描かれている感じかな。今の私が読むには少し重かった。

2024/02/15

さゆ

”時を止めることなどできないのだから、今が一番若いときであり、チャンスを前にして無理かどうか考えるのは時間の無駄だ”という内容を森番が語る場面がある。実際に今が一番若いとはなかなか思えないが『常に今が最新バージョン』と私も自分を鼓舞する事はある、というか、しないとやってられないのよ。時にはたちどまってしまっても、マイナーチェンジを繰り返して生きていくとしましょう。カウンセリングのケーススタディ風エピソードが並び、正直ややしんどい感じでしたが、最後の森番の話は良かった。彼等の話をもう少し聞きたい気がする。

2018/04/16

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