女形警部 築地署捜査技能伝承官・村山仙之助 (実業之日本社文庫)
女形警部 築地署捜査技能伝承官・村山仙之助 (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー
タイ子
「捜査技能伝承官」また新しい用語が誕生か?!と、思いきやすみません、勉強不足でした;それが歌舞伎役者の女形が警部だとは…。例えば、海老蔵さんが警察バッジを片手に二足の草鞋を履くってことか。捜査一課が出ることもなく、かと言って生活安全課に任せるには内輪の事件もあって女形の仙之助警部にお出ましを願う。ストーカー事件、地面師、無料低額宿泊所、現代が抱える問題と歌舞伎の出し物を絡めてサックリと読める。歌舞伎に詳しかったらもっと面白いんだろうけど、どうも不調法でございまして…。安東さんの濃い警察小説読みたいな。
2019/04/20
はつばあば
あらまぁ・・これほんまに安東さんの作品?と何度も幕が変る度に自問自答。女形って言うのですから女性的なんでしょうが言葉が・・今迄の小説の警部とのギャップが大きくて。ストレス解消に警察モノは私の好みなんですが・・南座で歌舞伎をみているくらい肩が凝りました(笑)。
2019/04/18
み
さくさくと♪この作家さんとは思えない軽い空気でした^^;歌舞伎は好きなので、キャラとか歌舞伎の演目が絡むのは楽しかったです。
2019/10/16
ち~
歌舞伎役者と刑事、二足のわらじで活躍する村山仙之助こと高部研一。子役から警官、警視庁捜査一課の警部に昇進後、再び歌舞伎役者に復帰という経歴が面白い。相棒は、歌舞伎好きを買われて抜擢された、入庁2年目の巡査・九重佐知。仙之助の稽古や舞台の間を縫っての捜査で事件を解決していく短編4つ。刑事物としてソコソコ楽しめるが、せっかくの設定が活かしきれていないように思った。もう少し、歌舞伎の世界に踏み込んだ内容であってもいいのでは?最後まで仙之助の口調に馴染めなかった。地面師と東京オリンピックが絡む事件が面白かった。
2019/08/12
米太郎
・歌舞伎役者が警部という設定が珍妙でおもしろかった。 ・歌舞伎について少し知識も得れて良かった。
2023/12/01
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