十津川警部 出雲伝説と木次線 (実業之日本社文庫)
十津川警部 出雲伝説と木次線 (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー
LUNE MER
十津川警部ものではあるが名義貸しに近く、出雲神話の解釈について延々と紙面が費やされる作品ゆえ、警部は登場するものの推理をするでもなく、事件の解決に寄与するのは在野の歴史家の爺さんである。僕は高田崇史作品に毒されており、そちらの作品群で語られる古代史観との共通点・相違点に注目しながら楽しんだ。独自の古代史観に執着して人質までとったトレインジャック犯、もしもこの列車に高田崇史ユニバースの面倒くさい面々が乗り合わせていたらどんな返り討ち(論破)にあっていたことだろうと妄想するだけでも楽しい。
2024/05/21
Book・CaFe
出雲神話の路線といわれる山陰本線•木次線で、観光客を人質にしたトレインジャックが起きる。犯人達の意外な要求に戸惑う十津川警部と捜査関係者たち… 出雲神話とトレインジャックを絡めた古代ミステリー。出雲神話が詳しく書かれていて興味深い。 大和朝廷に占拠された出雲王朝と米国に占拠された戦後の日本と重なる部分がみえたりもする。本書を読んでいると古代史をもっと知りたくなる。 オオクニヌシ•スサノオ•アマテラス•ヤマトタケル…
2022/08/25
ドットジェピー
面白かったです
2021/10/28
徳次郎
「おろち」号が車両老朽化で運転取りやめになってしま い、検証する事が出来無くなってしまいましたので、 残念です。
2021/02/04
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