5時過ぎランチ (実業之日本社文庫)
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5時過ぎランチ (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー
23歳男性
どんなに時代が進んでも、効率の悪い仕事の必要性はなくならない。「誰が為の昼食」(P.213)
2022/08/24
こばゆみ
何かしら「食」に関する短編が3話。でも「食」はおまけで、どれもお仕事小説のような感じ。最初のガソリンスタンドの話は車好きの人にとってはたまらないのでは!?ってくらい、車関係のワードがたくさん。個人的に真ん中のアレルギーの話が一番良かった(^^) というか、アレルギーの話が一番身近(笑)。
2021/11/10
陽ちゃん
ランチに纏わる話かと思ったら、仕事でランチが5時過ぎになっちゃうハードなお仕事の話が3編。いずれもブラックでは?という感じですが、彼ら自身はそれも含めて「仕事」として受け止めているんでしょうね。
2022/01/10
pandakopanda
短編3篇。帯にあった「それは夕食なのでは?」のツッコミに惹かれて手に取るが、ランチではなく、仕事がメインの小説でした。そしてゆるく3篇は繋がっている。理由は人それぞれだけど、3篇の主人公ともに共通するのは仕事に没頭してランチを食べ損ねていること、そしてなかなかブラックな環境だけれど、仕事にプライドを持っていることかな。自分にはできそうにないので、すごいと思う。どの職業も馴染みのないもので新鮮でした。特に好きなのは「誰が為の昼食」
2021/12/21
KG
帯の「それは夕食なのでは?」にひっぱられて手に取った本。遅くなったランチを楽しむ短編集なのかと思いきや、お仕事小説だった。面白かった。ジャンルは異なれど各話の主人公は仕事に真剣に向き合っている。それが故に5時過ぎランチ。第一話の主人公からは車への愛が溢れ出ていた。高級車に乗った経験はないけど、ドアを閉めた時の遮音感や高級車ならではの乗り心地は想像するだけで楽しい。第二話では、小麦アレルギーの主人公が自分の体質と向き合いながら、生活と仕事をストイックにこなしているのが格好よかった。褒められた仕事ではないが。
2024/01/11
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