猫は神さまの贈り物<小説編>
猫は神さまの贈り物<小説編> / 感想・レビュー
ちょろんこ*勉強のため休止中
猫の可愛さは言わずもがな、併せて人間の生き様、その魅力が描かれている短編が多かった。特に好きなのは佐藤春夫『猫と婆さん』変わり者の爺さん、爺さんに溺愛されるちゃっかり猫のデカチビ、我関せず風でゴーイングマイウェイな婆さん。そんな3人の淡々とした、滑稽で温かい交流が冴えた筆致で描かれている。しみじみと味わい深い短編。森茉莉『黒猫ジュリエットの話』も好き。ジュリエットの目を通した森茉莉の自分語りが延々と続き、なんとも独特の雰囲気。吉行理恵、金井美恵子等の豪華な執筆陣で、猫好きじゃなくても楽しめる一冊だと思う!
2014/06/14
ぶんこ
エッセイが楽しかっただけに、これは小説ですかと、最初の森さんの作品から??? エッセイのような? どうも苦手で暫く時間を置きました。 他の作品も宮沢賢治と星新一さんの作品が好みでした。
2015/12/05
カピバラ
猫好きの、猫好きによる、猫好きのための一冊。小松左京の「猫の首」と星新一の「ネコ」が最高でした。嗚呼、猫飼いたい・・・
2015/10/16
Gummo
猫(あるいは山猫)を描いた短編小説(あるいは詩)のアンソロジー。星新一「ネコ」は読んだことあったが、下僕たる人間と主人たる猫という関係をうまく描き出している。未読のものでは、梅崎春生『大王猫の病気』がユーモアがあって読んでいて楽しかった(1954年の作品とあって、軍国主義的なにおいがしたり、アメリカの悪口がチラッと出てきたりするところが時代を感じさせるけれど)。あの猫たち、結局任務を果たせたのだろうか。無理だろうなぁ。★★★☆☆
2014/08/12
Rin
【図書館】猫と読書イベントでチョイス。ねこ中心というよりも、ねこと暮らす人やねこが関わっている物語。がっつりねこ本ではなかったかな。それと作家さんによって久々に読みにくいと感じてしまうものもあり時間がかかってしまいました。このなかだと星新一さんと宮沢賢治さんの物語が楽しく読めました。読み終わるとやっぱり人は猫に尽くしちゃうよねっと再確認です。
2015/02/20
感想・レビューをもっと見る