文化人類学 (ブックガイドシリーズ 基本の30冊)
文化人類学 (ブックガイドシリーズ 基本の30冊) / 感想・レビュー
harass
この学問の名著とまだ評価の定まっていない著作の解説と要約。正直、初耳の学者や著作が多かった。個人的に、エスノグラフィ(地誌学)、マリノフスキーが南太平洋で予備知識無し、言葉の習得から現地人との交流を始めるという、画期的な現地取材の記録が興味深い。80年代には現代思想の影響か文化人類学自体への根本的な問いがでてくる。ざっと読んだだけであるが、初学者には必読の本だろう。宮台真司が言うには、彼の師匠小室直樹によると、文化人類学・民俗学は一ヶ月から三ヶ月でマスターできると断言するが、それもわからなくはない。良書。
2017/07/02
花男
ざっと購読。読みたい本が増えた。それにしても自分がなぜ人類学に興味があるのか説明ができない。でも非常に興味がある。
2022/03/07
34
『須恵村の女たち』はいつか読んでみたい。
2017/10/08
花梨
初学者にはとても難しく、学問ってこういうものだったよなと思い出させてくれた。読了に時間がかかり、ほとんど理解出来ていない。どの本も難解なのだろう。「人はもっとも重要で意味があると思うものにそのエネルギーを投入する」(p224) ちなみに松村先生のポッドキャストは大変面白かった。
2022/12/13
赤坂サラザン
多くの人類学者が描いてきた夢の軌跡を辿りたい、と筆者が選抜いた30冊の名著をまとめた作品。「熱」をもつ彼らの研究=闘争の歴史や、人類学のもつ可能性を知ってもらいたいと執筆されたとのことで、各作品をかなりコンパクトに集約して紹介しているにもかかわらず、その内容は詳細で分かりやすく、入門書としても臆せず手に取ることが出来ると思われます。私自身にも新しい出会いと発見が多数あり、理解も深まりました。
2014/03/23
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