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親密なる帝国: 朝鮮と日本の協力、そして植民地近代性(コロニアル・モダニティ)

親密なる帝国: 朝鮮と日本の協力、そして植民地近代性(コロニアル・モダニティ)

親密なる帝国: 朝鮮と日本の協力、そして植民地近代性(コロニアル・モダニティ)

作家
ナヨン・エィミー・クォン
永岡 崇
猪岡 叶英
鎌倉 祥太郎
川村邦光
ファクンド・ガラシーノ
黛 友明
山口 良太
畑中 小百合
出版社
人文書院
発売日
2022-04-27
ISBN
9784409041192
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親密なる帝国: 朝鮮と日本の協力、そして植民地近代性(コロニアル・モダニティ) / 感想・レビュー

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BLACK無糖好き

原著は2015年刊。朝鮮(韓国)と日本の近代史における植民地的過去とその係争的な遺産の広範な意味についての考察。植民地朝鮮のバイリンガル作家が各々の文学作品の翻訳の過程で主体性が分裂する「表象の難問(コナンドラム)」の概念を描出。同化と差異化の矛盾の理論が、最後は植民地近代性のパラドキシカルな概念にまで発展させられる。“共有されながらも否認されたもの”、これも本書の通奏低音として随所に出てくる。◇ポストコロニアル研究と冷戦後の現代社会におけるネオコロニアルな連続性への架橋。ここにも本書の意義深さがある。

2023/01/05

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