笑う詩人
笑う詩人 / 感想・レビュー
np
長田弘さんのエッセーはいつも懐かしい。昔から知っているような当たり前の、おおらかな、つくづくと圧倒されるポエジーを、絶品の軽やかさで立ち上がらせる。概念や情報の組みあわせ・論理よりも、感性によって文学を紹介してゆく話し言葉のエッセー集。中国ロシアスペインの詩を紹介する第1部では、国家や世俗に逆らうそれらの古い詩を、「ここ」から脱出するのではなく「ここ」にい続けるための詩として位置づける。
2009/04/16
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np
長田弘さんのエッセーはいつも懐かしい。昔から知っているような当たり前の、おおらかな、つくづくと圧倒されるポエジーを、絶品の軽やかさで立ち上がらせる。概念や情報の組みあわせ・論理よりも、感性によって文学を紹介してゆく話し言葉のエッセー集。中国ロシアスペインの詩を紹介する第1部では、国家や世俗に逆らうそれらの古い詩を、「ここ」から脱出するのではなく「ここ」にい続けるための詩として位置づける。
2009/04/16
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