アジアの聖と賤: 被差別民の歴史と文化
アジアの聖と賤: 被差別民の歴史と文化 / 感想・レビュー
メーテル/草津仁秋斗
浄ー穢と良ー賤、2つの視点からインド・中国・朝鮮・日本の被差別の歴史を読み解いた本。網野への批判が、ずっともやもやしていたところを突いてくれて、とてもすっきり。広汎的に論じてくれているので、色んな説が引用されているのも良かった。
2015/04/15
テラ
流し読みですが。歴史を習う上で「カースト制」とか「えた、ひにん」とか、その単語の意味だけ覚えていたことが、政治、宗教(ここでは政治と密接に結び付いていることも)のツールみたいな役割から発しているというのが分かった。しかし、現代からの感覚だと、生活において重要と思われる部分を被差別者が請け負っていたというのが不思議。特に医療とか。昔の医療と今の医療は大分違うんだろうけど。部落という感覚は私のなかには全くないけど、日本でもまだまだ残ってるのかな……。
2015/03/29
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