自殺予防カウンセリング (21世紀カウンセリング叢書)
自殺予防カウンセリング (21世紀カウンセリング叢書) / 感想・レビュー
田園の風
訳あってこのような本を手に取ることになった。本のエッセンスをメモする。1.自殺者・予備軍の大半は、うつ病等の精神疾患を抱えている。これは僕の主観だが、内科的疾患をかかった人に誰もが休養を勧めるのと同様に精神の病あるいは疲労でも同様に、まずは休ませることだ。2.話をはぐらかせたり、批判、当たり障りのない励ましはしない。3.対話の中で相槌等の共感の態度や相手の考えを整理させる言葉を挟む。4.徹底的な傾聴。5.カウンセラーに対する過度な依存・敵対・攻撃性を持つ相談者はカウンセラー同士で自殺予防の防波堤を強める。
2015/05/20
蜜柑食べたい
自殺予防のカウンセリングを学ぶために読んだ。理論を滔々と整理して伝えてくれる本。理性的に書かれる中でもにじむ感情的に温かい部分とが印象的。自殺事案においても、いやむしろカウンセリングの基礎の基礎、気持ちの受容と共感とリスクアセスメントの徹底こそが重要であると考えさせられた。非常に勉強になった。
2021/11/02
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