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首輪をはずすとき

首輪をはずすとき

首輪をはずすとき

作家
丸山健二
出版社
駿河台出版社
発売日
2011-09-09
ISBN
9784411040190
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首輪をはずすとき / 感想・レビュー

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百太

あら~。こりゃひどい・・。自我自讃の文章と被災地観光で興奮した文章(こんな作家は被災地に来て欲しくなかったわ)。

2015/01/30

すずめ

硬質な言葉とは裏腹に、柔らかな感情を勝手に読み込んだ一冊。特に女川のルポは動揺する様と作り込んできてしまった言葉との解離が著しい。それを隠さず出したところが生真面目で、純心だ。「尊厳」を守るための言葉とは、行動とは、文学とは、何か。それは各々の方法で示すもので、311後をいきるわたしたちの課題である。本書では著者の方法論が提示され、その出し方の潔さに賛否両論出るんだと思う。わたしは分かりやすくて挑発的で、好き。

2013/04/21

くさてる

言葉をなによりも大切に大事に己の仕事として取り組まれているはずなのに、使われている言葉のあまりのクリシェの多さに首をかしげる。読み手を一方的に叩きつけるような弾劾のなか、それでも見え隠れするはっとするような言葉を拾うのは、とても困難だった。

2011/10/25

竹薮みさえ

一気に読了。 「われわれにとって何かもっとよい未来があるのに違いない。さもなければ夕焼けがこんなに美しいはずはない。」「人生をただ一度のものと大げさに解釈することをやめ、敢えて腑抜けのごとく呆然としているうちに、その最大の難関は遠のき、さもなければとるに足りないことに変わっている。花々はそうしている。」「生あるところには必ず死がある。死なくして生なく、生なくして死なし。とはいえ、生への罰として死が在るわけではない。」

2013/04/25

メルコ

3・11直後の講演と、被災地を歩いて回った際のリポートをまとめたもの。怒りの鉾先は国家、大企業、そして日本人。ヒートアップする怒りと、震災の爪痕を前に茫然自失する作家の姿…。

2013/04/03

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