人生問答 (上) (聖教文庫 195)
人生問答 (上) (聖教文庫 195) / 感想・レビュー
A
私の祖父母よりも上の世代の方が、現代にも通づるような社会問題についてどのように考えていたのかを知れた。特に女性の社会進出についての話はよく考えさせられた。女性には子どもを産む特別な能力が備わっているのだから、家庭にあって家を守るということが大切だと仰っていた。これを前提に、女性が社会を知るために結婚前に職業につくことは意義のあることらしい。現代からすれば少々古い考えのように思えるけど、真っ向から否定することもできない意見。これも含めて色んな社会問題の原点に立ち返って考えさせられた。
2023/07/10
きよぴち
人生観から宇宙人の存在まで、この本で取り上げられる話題は多岐に渡ります。中でも、【人間が世界平和を目指さなければならない理由】が明言されている箇所が痛烈に印象に残っています。 私の周囲には、世界平和を目標を掲げ、継続的な努力を重ねて成果を出されている方々が一定数います。そういった方々が何故心から平和を願えるのかが理解し切れず、畏怖の念を抱くこともありました。 しかし読後は、世界平和とは私も含め全人類が目指すべき普遍的なテーマであると、理解し納得することができました(^^)v
2020/03/24
こうきち
なるほどな。「尊厳死」など、その後の技術の変化によって微妙に変化している話もあるけど、おおむね、今でも古くない問題だよね。 ちなみに、問答形式なので、読者も、自分の答えを作ることができます。
2018/03/09
Norimasa Saito
松下幸之助と池田大作の対話録、70年代に出版されたものではあるが、様々なテーマは今の問題と全く変わらない。色褪せない。生命、自殺、宇宙、インフレ、消費者、民主主義、正義、政治、指導者の条件など複雑な問題を2人はわかりやすい言葉で展開していく。私たちが抱える課題は古くて新しい。経済人である松下幸之助の考え方が宗教的、仏法に近いのに改めて驚かされた。超一流の人物は究極に向かうのかもしれない。中、下巻もゆっくりと丁寧に読んでいきたい。
2017/08/18
naagita
……微妙。1970年代半ばに、日本の経済界と宗教界を代表する二人が150ずつの質問を投げかけあった往復問答集。ただ「ご質問の○○についてはよく存じ上げませんが」というふうに始まる文章がずいぶん多くて、そういうのを飛ばしていくと読むところはあまりなかった。
2009/03/26
感想・レビューをもっと見る