阿佐田哲也の麻雀秘伝帳
阿佐田哲也の麻雀秘伝帳 / 感想・レビュー
v&b
”これは、読者の読みかたひとつで世の中に害悪を流す、ひどい本となる。”(「あとがき」) 23頁の第一章「基本技)」から156頁までイカサマ手法が綴られる。第四章「本技」の副題が「実力の差で勝ちたいとき」となっているのが、味わい深い。藤原審爾のエピソードも面白い。が、戦術書を期待して読んだのでややアテが外れた。哲也&麻雀ですら、実践可能性のない事柄だと、実が入らない。
2018/04/24
Matsumouchakun
麻雀ってさまざまなイカサマがあるんだなぁ。捨て牌の順番での相手の手の推理なんかは本当に奥が深い。
2015/06/20
夜行
麻雀放浪記などに描かれる、戦後の麻雀打ちたちのイカサマ技や技術の大暴露。阿佐田哲也の麻雀小説を読む傍らで掻い摘むと面白いだろう。博徒の姿を垣間見れる刺激的な一冊。
2015/05/05
元メロンパン屋
戦前から戦後にかけての麻雀事情が著者の経験談を通じて面白おかしく書かれてる。技の解説は少し飽きるけど、楽しく読めた。
2013/02/06
TTK
いちおうの常識を飲み込んだだけで“運3、技7”などといって天狗になっているご仁が多いが、……わたしはマージャンは“運10”のゲームだと思う。……わたしは、この運をいかす知恵こそ、技術であるといいたい。では、運をいかす知恵、つまり技術とはどういうことなのだろう。それは、自分を衰運に追い込まない方策である。 p.10
2024/04/24
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