老いの幸福論 (青春新書インテリジェンス)
老いの幸福論 (青春新書インテリジェンス) / 感想・レビュー
団塊シニア
人間の幸不幸はごく短い期間で考えればいい、時間を細かく刻んでその都度気分がよければ幸福、悪い気分であれば不幸、確かに長いスパーンで考えなくてもいいかもしれない。
2014/09/22
ichiro-k
良くいえば「達観した」人物、悪くいえば「居直った」人物、という印象の内容。本文で著者は「親鸞」に共感を覚えているらしいが、確かに宗教(説教)臭い部分が多々あり。まさに、ウィトゲンシュタインの「語りえぬものについては、沈黙しなければならない」という形而上学的(価値的)問題じゃないの・・・?だから、これが正しいとか、間違っているとか判断はできない。著者はそっちのセカイでは高名な人物だったが、自分には「片腹痛い」
2011/04/19
4610tosan
本屋でヒラ積みされていたので衝動買いしました。話したことを起こしたらしく繰り返しや飛躍も多いのですが、あの語り口を彷彿とさせる書きぶりでした。流石に昔のようにどきりとすることは少なくなりましたが、石のように腹に堪える内容だと思います。唯物論者の「自然」観と親鸞の内省力、宮沢賢治が追い求めた世界、そして「みなさんはどうだろうか。」吉本さんの声の調子が響いてきそうです。
2012/04/03
歩
吉本隆明氏、76歳の時の本。話し言葉で書いてあったので、大変読みやすかった。 共感できる部分そうでない部分があるにしろ、この年齢でここまで「考え詰める」ことができるものなのかと、半ば驚嘆。平易な言葉を使っているし、普遍的に語っているとも思えないのに、ひとりよがりには聞こえない。 吉本隆明、さすが。
2011/07/29
不動 明
一番印象に残ったのは極真dis! 私は昔極真空手を習っていたので あの頃は100人組手は神の様な人間がやるものだと思っていたが、吉本氏に言わせたらあんな事が強さではない!とバッサリ。大山倍達や梶原一騎が亡くなっていて助かったのでは?と思ってしまった。現在は私も吉本氏に同感。極真空手や大山倍達本には馬鹿だったから間違った方向に行ってしまった私の青春、まあ仕方ないです。
2011/04/29
感想・レビューをもっと見る