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絆ストレス 「つながりたい」という病 (青春新書INTELLIGENCE)

絆ストレス 「つながりたい」という病 (青春新書INTELLIGENCE)

絆ストレス 「つながりたい」という病 (青春新書INTELLIGENCE)

作家
香山リカ
出版社
青春出版社
発売日
2012-10-02
ISBN
9784413043762
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絆ストレス 「つながりたい」という病 (青春新書INTELLIGENCE) / 感想・レビュー

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kinkin

わたしも前から気になっていた絆という言葉。3.11以降やたらと耳にする絆。絆の正体は、絆というロープに縛られると時には気持ちよく、とても正義感を持ち見知らぬ人達と繋がった気分になるのだろう。しかしそれと並行して絆がストレスにもなるということ。別に無理に繋がらなくてもよいではないか、と思いつつ孤独・孤立という言葉に圧倒されてしまう。「孤独の価値」森博嗣や「ひとりぼっちは怖くない」蛭子能収の本に書かれていることと一部共通しているかもしれない。

2015/06/10

万葉語り

一人で本読んでる時間を削られるくらいなら、ほかの面倒くさいことは何もかもなげうってしまいたい。でも我慢して行ってみると、結構面白いこともある。という生き方をしていて、絆苦手な私には、自己弁護の論拠となるような素晴らしい本でした。まあウィークタイズは大切にしておこう。と思った。都合がいい時だけつながる絆、いいと思いました。

2015/02/08

しげ

母と娘について書かれている章は、自分のことを言われているようで、読んでいてしんどかったです。結婚もしたことだし、ちょっとずつ母との絆をゆるめていくのも自然なことなのかなと思い、気持ちが楽になりました。「絆を結ぶ」ということは良しとされているけれど、必ずしもいいことばかりではないことに気づかされました。「地域のつながりが大事」といっても、あれこれ詮索され、干渉されるような、プライバシーのないご近所付き合いは、わたしには向いていません。ゆるーい絆をたくさん結ぶ、という著者の提案に賛同したいです。

2013/06/28

ありんこ

「無縁社会」という本を読んだのは震災前でした。その後「絆」という言葉をよく耳にして、改めて家族やいろいろな人との結びつきについて考えさせられたりしたけれど、それをストレスに感じてしまう人たちもたくさんいるということが分かりました。負担に感じない程度のほどよい距離感をとることが大切。例がたくさんあってわかりやすかったです。

2013/06/07

onasu

絆……なければ不安、安易に求めても打算、あっても頼りにならなければ邪魔、あり過ぎると息苦しい。それらを称して「絆ストレス」。言い得た表現です。  震災に端を発したように思えますが、思い起こせば、その前の無縁社会、孤独死。しがらみを脱して、自由を獲得したかに思えたものの、この癒し様のない孤独感。どうなればいいのか、難しいものです。  とは言うものの、フェニミズム(?)満載の本作。読後感は食傷以外の何物でもないです。

2012/12/26

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