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比べてわかる! フロイトとアドラーの心理学 (青春新書インテリジェンス)

比べてわかる! フロイトとアドラーの心理学 (青春新書インテリジェンス)

比べてわかる! フロイトとアドラーの心理学 (青春新書インテリジェンス)

作家
和田秀樹
出版社
青春出版社
発売日
2014-08-02
ISBN
9784413044301
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比べてわかる! フロイトとアドラーの心理学 (青春新書インテリジェンス) / 感想・レビュー

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ぱんにゃー

【私が書くとほんと大雑把ですが】その昔:キツネや悪魔を祈祷師などが退治→200年前:催眠術→100年前:フロイトが無意識を発見→50年前:抗うつ剤の開発→今:認知行動療法がトレンド(アドラーや森田(療法)に時代が追いついた)→将来:まだまだ変化。 臨床心理学を和田さんが【ちゃんと】解り易く説明と評論をしてくれています。ありがとうございます。/[悩みの解決法の選択は]『「どれが正しいか」ではなく「どれが自分のニーズに合っているか」』

2014/09/08

しょうじ@創作「熾火」執筆中。

フロイトとアドラーを軸として、心理療法の流れを概観する。私が最初に心理療法に関心を持ったのが、1980-90年代だったので、それ以降のことがわかって有益だった。表紙に「無意識」「コンプレックス」なんてもはや時代遅れ?なんてことが書かれているが、これは煽情的に過ぎる。できればユングも加えてほしかったが、それはないものねだりというものだろう。図書館本を読了した。

2016/10/22

まりにゃ

図書館で借りた本だが、少し読んで惚れ込み、発注購入した。精神科医の見識と、心理学全体の歴史・功績・課題・可能性などについて、書き方が明晰で、アドラー心理学についての解説書としても名著だと思う。百年前ほぼ同時期に、洋の東西に登場した、森田生馬とアルフレッド=アドラー。直の接点は無く、お互い認識さえなかった二人だが、同質の画期的先見的主張を繰り広げた。百年後、ようやく精神医療界は二人に追いつくことになる。・・・人生の質は、こだわることではなく、よりよく生きようという姿勢で決まる。人間関係もまた同じ。(続く→)

2016/07/30

またの名

もちろんアドラーあげだけど英米圏に寄った精神療法が概観できる。誰にでも分かりやすい劣等感を中心にしたアドラーの考えは、複雑怪奇で難解極まるフロイトの無意識理論よりも意識に限定した対人関係を重視する現代の諸潮流に、マッチし底流してると説明。クラインやコフート、森田療法に認知行動療法までカバーしようとするので各々のファンからすれば物足りない感は当然(フロイトのTriebを未だに本能と訳したり、フランス系を完全無視したり)。死刑や有無を言わさぬ処罰を急に勧めるなど不可解な部分もありつつ、しかし最悪でもない解説。

2016/12/02

晴れ女のMoeco

フロイトと(流行りの)アドラーをメインにしながら、いろんな心理学者について、さわりだけ紹介。アドラーが流行りだしたのがなんとなく腑に落ちた。薬物の発達で、重い精神病は薬物で救えるようになったから、心理療法は、ボーダー(軽度)とか、情緒不安定な人…という、軽めな多数派向けになったのかなぁ?誰かを救えるならどの流派も正解…っていう後書きがよかった。無理にわるいところを治さなくても、お豆腐メンタルでも楽しく生きていこうって思えて少し元気が出たかな?ストーカーの分類からみるパーソナリティ障害が興味深かった

2015/05/11

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