40代でシフトする働き方の極意 (青春新書インテリジェンス)
40代でシフトする働き方の極意 (青春新書インテリジェンス) / 感想・レビュー
W-G
まさに四十代を迎えて、今まで通りではイケナイと感じて手に取った一冊。"極意"というより、誰もが薄々気づいてはいるが、都合が悪い&解決の糸口が掴めずに見ないようにしていた残酷な現実をロジカルに逃げ道なく突きつけてくる内容。この本は出来れば三十代のうち、遅くとも四十二、三歳には読んでいないと手遅れなタイプのやつ。四十代後半で管理職になれておらず特に専門スキルもなくずっと都会暮らしで友達もいない独身者は、むしれ見ない方が幸せ。かくいう私も独身で、読了後に、六十五歳までにいくら貯金可能か電卓を叩きまくった。
2021/02/06
あすなろ
我々40代のこれからの為に佐藤氏がアドバイス。社会の下層に入るか入らぬか?その為のヒント列挙。その中で、意外に大きい下の世代とのジェネーレーションギャップの記述が良かった。論理的でない・我々の上の世代の薫陶から・叱り方等。我々40代は、個人主義的でクールらしい。そうなのかな?で、20・30代は場の空気を重んじる、と。なんか若いという感覚から捉えると、それは逆の様な…。そもそももそうした感想がギャップそのものか?その他、数学教育からの論理性についてや、iTunesUの試聴等、気軽に読めて雑学的知識が得られた
2018/03/17
ehirano1
「前向きな姿勢が仇になってしまうこともある。大事になってくるのはバランス感覚です・・・・(p42)」。著者の北方領土回復への取り組みが結果として鈴木宗男事件に連座しての逮捕、という経験から来る箴言なのでとても説得力があります。しかし、なんといっても“バランス感覚”、感覚ですからね、これは小さい経験もしくは読書による疑似体験で掴んでいくしかなさそうです。そういう意味で著者の作品は格好の教科書ではないかと思います。
2019/01/19
ehirano1
「・・・天才とはもはや常人の域を超えて、貴人の領域にまで達している。彼らの本や伝記がたくさん読まれていますが、私たちがそれを目指すべきかどうかは疑わしい。むしろ例外として参考にすべき人物だと考えます(p59~60)」。これには同感です。特に “例外として参考にすべき人物(=天才を否定するのではない)”として捉える考え方に共感します。天才の発想や考え方には興味津々ですが、あくまで“参考”にする程度が良いのではなうかと。
2021/12/26
ehirano1
p53からの「語学の勉強をすることの意外なメリット」では身銭を切りなさい、とのこと。著者以外の他書でもよく見かける箴言です。著者や他書で同様の箴言をしている方々は“損得勘定(お金をかけたので元を取るとする)”を人間の心理若しくは本能として侮っていないのでしょうね。
2021/01/10
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