人をつくる読書術 (青春新書インテリジェンス)
人をつくる読書術 (青春新書インテリジェンス) / 感想・レビュー
鉄之助
「”何を読むか”で人生がきまる」 カバーのそでに書かれた、この言葉に吸い寄せられて読んでみた。①精読・熟読 ②速読 ③超速読 と著者の3種類の本の読み方は、大いに参考になった。「超速読」=1冊を5分で読む。こんなマネはできそうにないけれど、多くの本を早く読むことは、「遅く読まなければならない本を見つけ出すために役立つ」。全く同感。本の中で紹介されている加藤周一の『読書術』を、無性に読みたくなった。
2023/01/06
ehirano1
これはもはや著者の半自伝。だからこそ、生の体験をもとにどのような読書の仕方をすればそのように(=6つの章で言及されている)近接できるかが端的に説明されていました。最終章ではかなり力が入っていて、いや入り過ぎていたようにも感じましたが、ある意味著者の渾身の1冊のようにも受け取れました。
2022/10/04
kawa
敬愛する佐藤優氏の読書に関するアレコレ、楽しくも貴重な見識の数々に感謝。特に最終章の「キリスト教者をつくる本の読み方」は、氏の「神学」へのアプローチの軌跡が記述され興味深くも参考になる。氏が理想とする神学者・フロマートカの思想が、前段で紹介される三浦綾子氏の「塩狩峠」や遠藤周作氏の「沈黙」に投影できると思うと、ちょっと感動モノ。
2019/03/04
minami
佐藤優さんの読書の質、量が凄まじいです。幼い頃、父親に読んでもらった絵本、キリスト教信者である母親とともに通った教会での牧師の言葉。それら全てに影響を受けて、さらに深い読書と相まってとても知性豊か。一日、20〜30冊読むって‥。速読から熟読まで、いろいろな読書法をこなし、ノートに手書きで大事なところを書き写すことも。とても真似できることではないけれど、読書家の方の「読書術」をのぞいてみるのは、大好きです。
2019/09/19
inami
◉読書 ★3.5 10冊に1冊は読書のモチベーション維持・向上のために「読書に関する本」を読むことにしている。さて、著者は一日10冊〜20冊の本を読み、原稿用紙30枚程度なら毎日でも書くことができるという。どこにそんな時間があるのか?本書では「よい本を読み」「よい友人をもつこと」の二つを伝えたいとし、読書については、いろいろなジャンルの本の多読をすすめ、効率的に読むためには、やはり古典(10年間読み継がれてきた作品でも)を読むことが一番だと・・著者の経験(読書)や考えが詰まっていて、実に心地よい重々しさだ
2019/09/30
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