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自分づくり (青春文庫)

自分づくり (青春文庫)

自分づくり (青春文庫)

作家
遠藤周作
出版社
青春出版社
発売日
2023-03-10
ISBN
9784413298230
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自分づくり (青春文庫) / 感想・レビュー

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シンプルねこ

この本を読むと遠藤さんは正直で優しい性格だと思う。自分のダメなところも包み隠さずさらけ出している。病気になって人の辛さが分かったけど、それまでは生意気な性格だったと書いてあった。確かに普通の人は自分が辛い経験をしないと人の苦しみなど分からないものかも知れない。私も幸か不幸か辛い経験があるので人の苦しみが分かる。でも、私はそれを当たり前のことのように思っていた。

2023/09/22

どりぃ☆

書店で前書きを読んでいたら涙が溢れてきて、慌ててレジへ直行し、帰ってすぐに読み始めた。「この本をぼくは自らの人生に満足している人に読んでもらおうとは思わない。(中略)毎日が充たされぬ人、自分に劣等感を持っている人、友だちのいない人、さむい下宿で孤独な人、そういう人に読んでもらいたいのだ。」このたった2行で孤独な心に灯りがともったようだった。著者曰く、生活と人生は違うものだという。生活ではなく、人生を共にできる人を持つこと、そしてそういう人と共に人生を豊かに、自分を高めながら生きていけたら幸せだなと思った。

2023/06/05

れっど

生活と人生は違う。生命維持のために生きることが生活で、自分の信念に従って生きることが人生ということか。この二つが完全に別物ではなく、重複する点があることも、二分法で考えない著者の考えを反映している。 遠藤周作の、物事を二分法で考えない考え方が好きだ。諦めなければ、見方によっては、全てに救いがあるという考え。他者の痛みが分かる、他者を喜ばせる観点で、苦しい思いをしようが相手より一段低く見られようがかまわない。そんなことができるのも、神を信じ、人生に従った動きをしているから、体内に負を抱え込まないのだろうか。

2024/05/06

rina i

⭐️3 また時間が経ったら読み返したい。 今わからないことが次はわかるような気がする。

2024/02/17

YUSUKE

人の考えている事を知ることができる唯一のものが本だと思う。作者が良いと思っていることを書き、読んだ人に伝え知ってもらう。まさに思考の伝播である。素晴らしい。そんな事を、考えさせられる一冊でした。

2023/06/15

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