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私は親のようにならない [改訂版]:嗜癖問題とその子どもたちへの影響

私は親のようにならない [改訂版]:嗜癖問題とその子どもたちへの影響

私は親のようにならない [改訂版]:嗜癖問題とその子どもたちへの影響

作家
クラウディア・ブラック
Claudia Black
斎藤学
出版社
誠信書房
発売日
2004-07-10
ISBN
9784414429176
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私は親のようにならない [改訂版]:嗜癖問題とその子どもたちへの影響 / 感想・レビュー

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テツ

ぼくたちにとって「あんなクソにはならねえぞ」というのは一生ついてまわるテーマではあるのだけれど、そもそもモデルとなる親がクソすぎて身近にいなかったぼくの方が、毎日毎日目の前で異常な言動を繰り返される中で成長し生き延びた子たちよりは気楽なんだろうなとは思う。大人になっても道徳観とか正義感とかはかなり薄いけれど、それとは乖離した部分での「ああはなりたくねえ」という自分に芽生えた原初の蔑みって、上手く利用すれば生きていくための指針にもエネルギーにもなるよな。どうせなら使ってやろうぜ。なくならねえんだから。

2024/03/25

ささやか@ケチャップマン

非常に参考になる。嗜好問題を抱えた家族ではなかったと思うが、この中で言うと自分は順応者に近い。問題のタイプを提示するだけでなく、そこからどう改善していくかまで個人レベルで可能な具体的な方策をも記述している点が評価に値すると思う。しかし欠点として、訳文の拙さがあげられる。読んでいるとつっかかる部分が儘あった。

2011/11/27

るうるう

確かにやや読みづらいし、意味がとれない箇所も多い。だが私も、アルコール依存症の家庭ではなかったが、幼い頃から「親のようにはならない」と決意してがんばってきた元子どもである。それなのにどういうわけかオヤのやり方を一部踏襲してしまう理由について、本書を読むことで理解できた。私は数年ごとに転勤する家庭で育った。人間としての生き方を模倣できる大人のモデルはオヤしかいなかった。健全な大人との長期的な接触はほとんどなかった・・・・ということである。本書は他に、多くの子供の気持ちが語られているので、身につまされる。

2012/12/10

ジョナ

『神様、私にお与えください。変えられないものを受け入れる平安と変えられるものを変えていく勇気を そしてこの二つを見分ける賢さを』機能不全の家の子どもの役割について、かなり分かりやすく、また役割に応じた回復のためのワークも参考になった。…それにしても、私の親はアル中だが、酒が入っていないときの方が暴力を振るった。でも大抵のアル中はパターン逆なのか?酒が入ると幼少期からの自身の嫌な記憶を恨みを込めて語りだして、締めくくりは「全部お前(私)のせいだ。お前が悪い」だった。ここはアル中のパターンに当てはまるみたい

2016/07/02

ポルターガイスト

個人的にはかなりの名作。まず邦題が秀逸ですが,これに期待して手に取った人ならきっと満足できる。アダルトチルドレンの実情から解決策まで一貫性をもって描かれているのはもちろん,当事者のエピソードがとにかく豊富で,ところどころに挿入される詩や絵のおかげでこの分野に詳しくない僕でも引き込まれました。

2017/07/24

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