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君だけがたりない (クリスタル文庫 73)

君だけがたりない (クリスタル文庫 73)

君だけがたりない (クリスタル文庫 73)

作家
松岡なつき
須賀 邦彦
出版社
光風社出版
発売日
2003-10-01
ISBN
9784415088136
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君だけがたりない (クリスタル文庫 73) / 感想・レビュー

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旅先の恋。相手はラテンのハンサムでお金持ち、有色人種同士で、恋の成就のために乗越えるべき社会的葛藤は自分の方でなく相手の方に。というハーレクイン展開ですが、ラブストーリーの進行の外側に、現地の空気や匂いが感じられる描写が素晴らしい。相手を理解→恋の間に、雄太がエドアルドの周りの人々に溶け込み、主人への敬愛を実感する過程が含まれているのがよかった。こんな異世界で見知らぬ同性とわれを忘れて恋に落ちる状況が納得。

2010/12/06

ななか

☆4つ(10段階) <あらすじ>メキシコ留学中に強盗に襲われた雄太は、迷い込んだ牧場で魅惑的な牧童姿で現れた主人のエドアルドに助けられた。首都に邸宅を持つ富豪でありながら牧場で暮らす彼は、一目惚れしたと雄太に情熱的に迫ってくる。牧場にしか自分の居場所がないエドアルドの孤独に触れた雄太は…。<感想>せっかくの富豪、色男、ラテンらしさが活かされてなくて、真面目で重い展開になりすぎていると思います。影や孤独、過去のしがらみはプラスポイントなのに、感動するほどではないのに重いという残念な感触です。

2013/02/11

hinako

★4.5 BL読み始めのころ買って、良かった記憶があって再読。やっぱりよかったです。良く出来てます。読みなれた今となってはあっさり終わっちゃってたり、気持ちが通じ合うのに時間がなかったりと多少気になるところもあるのですが、情熱的だけど我慢強くて男らしいエドアルドも、ちょっとちゃっかりしてるけど負けん気と意志が強い雄太も、どちらもキャラクターがしっかりしていて読みやすい。背景の書き込みもこのお話にはちょうどいい塩梅だったと思います。2人のその後が書かれた同人誌とかあったら買っちゃうのにな~。

2012/07/30

樹雨野きんぎょ

攻めが孤独なキャラだからか、陽気なラテン系の開放感はなく、どちらかというと閉塞的な世界観に感じた。それはそれでアリ。でも松岡さんのハーレクインロマンス節は効いてるものの、どこか物足りないのは何故だろう…(^_^;) これと言って特徴がないというか、あまり印象に残らないなあ。二人、特に受けが攻めを受け入れるのが早急な感じもした。もう少しページ数があって、距離が縮まるようなエピがもっとあれば自然に読めた気がする。悪くはないけど、松岡さんにしては「おや?」と引っかかりを覚える内容でした。

2011/09/18

ぬここ

インディヘナ×日本人留学生。うーん、ラテン男の描写は萌えるし、受けの日本人の性格も好感持てるけど、何かしっくりこない……。前半は丁寧な描写で、後半ラスト近くで無理やり纏めました、って感じで、ラストが松岡さんらしくない。後半ラスト近くから、話を膨らませて、上下巻に分冊した方が松岡さんらしい話になったのでは?

2011/07/29

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