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サンダイヤル: 日時計 (クリスタル文庫 82)

サンダイヤル: 日時計 (クリスタル文庫 82)

サンダイヤル: 日時計 (クリスタル文庫 82)

作家
杉原理生
宮本佳野
出版社
成美堂出版
発売日
2004-06-01
ISBN
9784415088655
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サンダイヤル: 日時計 (クリスタル文庫 82) / 感想・レビュー

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sugar

2話あり表題作はその後の短編的なものでした。笑えるところが全くないシリアスな作品で、少年である佑一のどうすることも出来ない苦しみが伝わってきます。苦しみの原因となる宏昭は酷いやつなんですが、宏昭の歪んだ感情もわからなくもないので、すっきりした感じでは終われなかったです。

2015/08/30

アガサ

祐一(受け)は幼馴染でもあり、近々母の再婚によって義兄になる宏昭に心も体も傷つけられて、自殺未遂をしたのち、夏休みに義父になる予定の別荘で過ごすことにしたが、そこには宏昭、同い年の義父の知人の子供晶がいて・・祐一が心の傷を乗り越え、晶と新しい恋をするという話であるのだけど、宏昭とのことが克明にかかれていて、どっちつかず。ここまで、宏昭のことをかくのなら、晶は当て馬で宏昭と再生するとか、晶のことを書きたいなら、宏昭のことは過去として書いたほうがすっきりしたと思う。消化不良です。

2009/11/01

なみ

こういう雰囲気とても好きなんです…救われない受の佑一、繊細で脆くて壊れてしまいそう。SS読んでもやはりそう感じざるを得ないんだけど、晶と共に乗り越えていって欲しい。杉原さんは宏昭を書きたかったとあとがきにありましたが、彼も被害者で病んでるんだろうけど、したことは酷い、から共感はできない。締めくくりではないけれど何か気持ちの決着点を示してあれば読後感も変わったかな、と。それ差っ引いても引き込まれる作品でした。

2014/08/13

辺辺

性格はっきりしてないキャラばかりなので、原作で楽しむより、妄想で誤魔化すしかないと感じ、作者さんの未熟さが目立っていた。

2010/08/06

もりもり

長い間積本だったけどようやく救出。クリスタル色全開な痛々しくも物足りなさが残る作品。弱い人間の集合体に自分の足で立てている第三者が一人。この構図で救える人間なんて高が知れてるって。

2009/06/10

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