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そして恐竜は鳥になった: 最新研究で迫る進化の謎

そして恐竜は鳥になった: 最新研究で迫る進化の謎

そして恐竜は鳥になった: 最新研究で迫る進化の謎

作家
土屋健
小林快次
出版社
誠文堂新光社
発売日
2013-07-10
ISBN
9784416113653
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そして恐竜は鳥になった: 最新研究で迫る進化の謎 / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

恐竜観には世代差があるらしい。今では「鳥の恐竜起源説」は常識であるらしいのだが、1996年に恐竜に興味を持っていたかどうかでそこが大きく違うそうだ。1970年代くらいから恐竜研究も急速に進み、かくして世代差が生まれてきたらしい。空を飛ぶ鳥を見て「あ!恐竜だ」と思う世代と、動物園のワニを見て「恐竜の親戚だ」と思う世代と。古い世代の思い描く恐竜はトカゲみたいだが、今の恐竜の絵は羽毛が生えていて、たしかに見るからに鳥に近い。本書は、そうした「鳥の恐竜起源説」を豊富な図解入りで懇切丁寧に解き明かしてくれる。

2024/10/13

ばりぼー

恐竜の定義とは「トリケラトプスと鳥類の最も近い祖先から生まれたすべて」、つまり、定義自体に「鳥類は恐竜である」ということが組み込まれている。恐竜から鳥への進化を考えるとき、左右非対称の風切り羽でできた翼を、なぜ獲得したかが問題となる。仮説として①現在の鳥類と同じく、まさに飛行のため、②獲物を捕らえる際の武器として、③走行時のバランスをとるため、④異性にアピールするディスプレイや抱卵などの繁殖行動のための4つが考えられるが、一つ一つ検証していくと、どうやら求愛のためと考えるのが妥当なようである。

2017/01/19

syota

読友の方の推薦本。私が子供の頃、図鑑の恐竜はゴジラのように尻尾を引きずりながらノシノシと歩いていた。なので、「ジュラシック・パーク」に登場する、上半身を前傾させ尻尾を浮かせて疾走する恐竜の姿は衝撃的だった。そして今、恐竜から鳥への進化の過程が明らかになりつつある。いやはや、ぼーっとしているとどんどん世の中から取り残されてしまう。なにせ今、恐竜の定義とは「トリケラトプスと鳥類の最も近い祖先(共通祖先)から生まれたすべて」なのだそうだ。スズメもカラスも分類上は恐竜!恐竜は今でも、地球の空の支配者なのだ。

2024/10/22

トムトム

子供の頃に恐竜が好きで、しばらく離れていて、久しぶりに恐竜の図鑑を見てみたら何が何だか分からない!という方におすすめです。何の発見でどの定説が変わったのか、分かりやすく書かれています。羽毛恐竜やカラフルな恐竜に混乱気味な大人さん、是非どうぞ♪

2020/07/27

魚京童!

そして、鳥はチキンになった。昨日にわとりの日でKFCで安かったのに、買いそびれた。恐竜は爬虫類だから、ワニみたいでおいしそうでないけど、鳥の仲間って言われたら食べてみたくなるね。でも結局、動物食べてる動物はおいしくないよね。動物界見ても、動物喰ってる動物を喰う動物って何がいるのかな。タカとか、ハゲタカとか鳥だし、クジラとか、崇められ奉られているよね。ヒトはブタを喰わされるブタを食べてるとか聞くし、なんかもうなんでもありだね。

2019/04/29

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