アートディレクションの「型」。: デザインを伝わるものにする30のルール
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アートディレクションの「型」。: デザインを伝わるものにする30のルール / 感想・レビュー
どんぐり
NECの「バザールでござーる」、サントリーの「Boss」など数多くのヒット広告を手掛けたアートディレクターの水口克夫さんが、自身の仕事について語った本。アートディレクションは「広告、グラフィックデザイン、装幀、パッケージ、インタラクティブ、映像、環境・空間などにおいて、主に視覚的表現手段を計画し、総括、監督する」ことである。水口さんは、これを「箱の“鍵穴”を探して、手持ちの“鍵”で開けること」だという。「箱」は企業や商品の魅力、「鍵穴」は企業や商品が抱えている課題を解決する切り口、「鍵」はデザインや表現、
2016/02/07
怜
広告デザインを中心に書かれているけど、集団でクリエイトすること全般、おおきな意味では組織内でもここに書かれてあることは参考になると思って読んだ
2016/02/12
nizimasu
電通から独立したホッチキスの水口さんのアートディレクター論。実はちょっと気になっていたクリエイティブの守破離を体験的に語っていて些末なことの積み重ねと成功体験の連続につきるのだなと思った次第。結局、過去の文脈をいかに繋げつつそれを多くの人に提示して驚かせることでクライアントの問題解決に繋げるということを丹念に解説しています。正直、ここまで手の内を明かしていていいのかしらと思いますが、手順ではなくどこまで愚直にできるのかというのを一流のクリエイターのエピソードを読んでいくとわかります。細部に魂が宿るも納得。
2016/02/06
in_rainbows
これを読んだからといってアートディレクションができるようになるわけではないが、優秀なアートディレクターがどんなことを考えて仕事に臨んでいるかはわかる。非常に真摯な姿勢で書かれていて、素直に受け入れることが出来ます。
2016/02/25
nariyomu
休み時間にさらっと読み。 この本、水口克夫さんのファンなら、これまでの水口さんの作品をまとめたエッセイつき作品集として楽しめるのだと思う。ただ、アートディレクションに悩むクリエイターが、自分のクリエイティブに活かせる「型」を探そうとして読む本として考えると、、、うーん。 本を作るにあたって、「水口さんの作品集をつくろう」→「ただの作品集ではつまらない」→「作品を30の型というキーワードで分類して掲載しよう」という作り手側の意向があったんじゃないかなぁ、と邪推してしまいました。
2016/05/02
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