ブスの自信の持ち方
ブスの自信の持ち方 / 感想・レビュー
美登利
作者と似てるところがいっぱい。私も目は一重だし、転校生だった小学一年生時には「トイレに行きたい」と言えない子供だった。分かるなぁと思う考えも幾つかある。政治家の悪口を言うのが嫌いだ、の部分は私も常にそう思う。国の政治に対する不満はもちろんあるけれど。ただ半分以上は私にはよく分からない事が書かれていた。新聞に載ることに年齢や性別は関係ないと思うことは感じたことは無かった。ある方がイメージがしやすいなと思う。作者がプロフィールで性別非公開にしてあるのはそんな色々な思いからなんだろうなとは感じた。
2019/12/06
nemuro
図書館本。山崎ナオコーラは独特の感性で、好きな作家のひとり。このタイトルって、大丈夫なのか。などと思いながら借りてみた。web(「よみもの.com」)での連載を加筆・修正しての出版。「はじめに」に「ブスの本を出版したい、という思いを、私は作家デビュー直後から抱いていた」「今回初めて、ど直球に『ブスのエッセイの本』にチャレンジしよう、と決意した」とあって、最後の「あとがき」には「『ブス』は個人に属する悩みではない、社会のゆがみだ。社会は変えられる」とも。著者の思いが溢れ、考えさせられる部分も多々あった。
2020/08/15
洋
好きは無敵 継続は自信。好きを究めてそれを続ける、するとほ~ら素敵で無敵になれるんだよ。容姿の問題はなくはない、白石麻衣や深田恭子みたいに生まれてたら人生大きく変わってたんじゃないかと思うけどさ…山崎ナオコーラさん、あなたは全然ブスじゃないですよ2019.07.20
2019/10/02
ぐうぐう
純文学作家は小説に自分を投影する傾向にある、という間違った認識が読者には存在していたりする。それは特に、女性の作家に対して多いのではないか。自戒を込めて告白すれば、山崎ナオコーラの小説を長い間、彼女の中のコンプレックスが動機として創造されていると思い込んでいた時期がある。ただ近年、彼女の新作を読む毎に、その認識が徐々に改まっていった。ナオコーラは本気で社会を変えようとしている、と。そんな社会派ナオコーラの真髄を堪能できるのが本書だ。(つづく)
2019/12/30
かおりん
ブスを連呼されるので著者の顔をググってみた。普通だと思うけど、ブスに対する強い思いに辟易した。一話一話が文章量があるので、読みごたえあるからだんだん疲れてきた。ブスをテーマに一冊の本になっていることはすごい。本で社会を変えたいとの思いは少し叶えられたか⁉️
2020/03/04
感想・レビューをもっと見る