人生への恋文―往復随筆
人生への恋文―往復随筆 / 感想・レビュー
sirahane
お二人の抑えきれないほどの人生への情念には圧倒される。だから最後まで何かを表現されようとしていたのだと納得。平凡な人生を望む私には到底真似は出来ないが石原さんの「転機」寂聴さんの「記憶」は心に残っている。 そしてこの本は気持ちが元気な時に読むととても力付けられるが疲れている時はちょっと辛いかなぁ。
2022/08/18
Jessica
生きている時はあまり好ましいと思えなかったお二人(失礼)だが、この往復書簡でその知識量、造詣の深さ、意志の強さ、乗り越えてきた苦労等を知った。面白かったがやはりあまり好きになれない人たちだなと思った。 同年代を生きた人物ということもあり、それぞれ三島に数回ずつ言及していたのが興味深い。文学界だけでなく、日本中によくも悪くも影響を与えたのだなと改めて感心した。
2022/06/14
さーふアザラシ
昨年、亡くなられた瀬戸内寂聴(99歳)。今年亡くなられた石原慎太郎(89歳)の遺作になる。返歌ならぬ往復随筆。石原氏はヨットが多かった。寂聴女史は三島をふくめ男性の見方が面白かった。3日★4
2022/04/06
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