リリィ、はちみつ色の夏
リリィ、はちみつ色の夏 / 感想・レビュー
しいたけ
1960年代、アメリカ、サウスカロライナ州。死んだ母親を恋い慕い、父親の虐待を妄想で乗り越える術を探す白人少女リリィ。1964年ジョンソン大統領が公民権法にサイン。リリィの面倒をみてくれていた黒人女性ロザリンは選挙権の登録に行き大変な目にあう。ロザリンを連れて逃亡した先での、ひと夏の大人への旅と冒険。身を寄せた養蜂家黒人家庭で、蜂と人生と愛を学ぶ。親を許すこと、嘘つきでちっぽけな自分をも許すこと、心にマリアを住まわせること。リリィ・メリッサ・オーエンズはもう何ものにも負けない。夏に見つけた暖かな暖炉の火。
2017/09/05
Koichiro Minematsu
時は1964年のサウスカロライナ。14歳の少女リリィは、母の愛を知りたく、家出するが知ることが呪いになる場合も人生にはある。だがリリィは養蜂家の黒人姉妹との生活で、愛されるしるしを見つけていく。長くも短いリリィの一夏は少女を成長させた!
2022/01/29
U
タイトルと装丁、まさにその通りな、暗い場所できらめく琥珀みたいな読後感でした。ゆらゆらとはちみつ色。メイ。おとうさんの最後の台詞が真正面にリリィに向いているように感じて、痛いけどなぜか愛のようなものに思える。まるめた紙なんか気にしない新米養蜂家があったかい。愛のうまれる話でした。好きだな。
2013/02/09
てつや
第4弾。 友人に勧められて読んでみました。もっと若い人向けの作品かと思ったのですが、しっかりとした読み応えでした☆
2017/05/02
もりのこ
積読本から。ずっと本棚にあり、読んでみようかなと手にとってよんでみたけど、今の私にもっといきていることを味わって楽しまないとと、思わせてくれました。個性豊かな三姉妹が温かくて、ピンクの家が居心地がよくて、私もリリィのように包み込まれたキモチになり、そして前向きになっています。この本を買ったときの自分は思い出せないけど、今読めて良かった。本との出会いって不思議。本大好き。これからは現実の毎日を周りの人との関係をもっともっと今より深く生きて行こうと思わせてくれた本です。★本の内容は、母の気持ちも父の気持ちもリ
2012/09/14
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