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ふたり

ふたり

ふたり

作家
小手鞠るい
出版社
世界文化社
発売日
2011-06-21
ISBN
9784418115068
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ふたり / 感想・レビュー

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優希

絆を感じさせる「ふたりぼっち」が眩しかったです。ジャズのスタンダードナンバーに乗せて演奏されるような恋愛が甘酸っぱくて、沢山の幸せを感じさせました。恋愛は音楽と共に調べとして体に染み渡っていくものなのかなと思わされます。綺麗な恋心は誰かを思う気持ちとしてメロディになっているのかもしれませんね。

2017/07/02

taiko

仕事に追われうつ病になった透と、婚約を破棄され一人で生きていくと決めていたひかる。 ジャズナンバーのかかるコンビニでふたりは出会う。… 暖かく切ないラブストーリー。 第1部は、読んでいるのもくすぐったくなるような、甘いふたりの様子。 第2部からは、あれ?と思わされる、5年後のふたりの様子。 気づいてからは、終わりが来るのが嫌だなと思いながら読みました。 ふたりぼっちだった透とひかる。 最後には、健太を含め、多くの人に囲まれた『キャットミント』になっていましたね。 素敵なお話でした。

2017/10/14

あつひめ

二人の夢を歩み続ける…最終的にはそういう感じ。お互いに相手を大切に思いながら暮らす日々。交換日記のように相手に対しての気持ちを伝えていく。きっと・・・ジャズをよく知っていたらもっと別の楽しみ方もあったのかもしれない。私はジャズを知らないので、タイトルの響きと小手鞠さんの腕に運ばれて最後の章までたどり着きました。想い出の一つ一つがまるで宝石のようでキラキラ輝いていたり鈍い光を放ったり。それを愛おしそうにしている様子が感じられる作品で。こんなに優しい人ばかりで過ごしたら離れるのが寂しくなりそうとも感じました。

2012/04/16

ぶんこ

婚約破棄された女性と、働きすぎで鬱になり解雇された男性が出会い、二人の世界を築きながら癒されていくのを読むのは気持ち良い。ここまで相性が良い人と巡り会えるのって、宝くじ当選より凄いかもしれない。透の姉が親友に恋人を盗られて自殺。ひかるは、婚約者が昔から好きだった相手が離婚したので婚約破棄と、信頼している人からの裏切りがあって、それでも裏切った相手を許し、向かい入れているのに驚きました。自分が幸せだと相手に寛容になれるからでしょうか。二人で始まった物語が、最後はたくさんの人々に囲まれて終わっているのが良い。

2017/04/28

野のこ

恋愛ストーリーは苦手ですが、優しい文章とジャズのメロディー、切なく甘いラブレターに癒されて素敵な読書の時間でした。ココアみたいな声ってどんなんだろう。悲しいけど暖かく不思議な気持ちになりました。「メイプルリーフ」バーボン レモンジュース メイプルシロップのカクテル。ジャズ聴いてみたい、苦しみもゆっくりゆっくり癒されそうです。ひかるの心のなかにはいつも。。

2017/11/22

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