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日本木造遺産 千年の建築を旅する

日本木造遺産 千年の建築を旅する

日本木造遺産 千年の建築を旅する

作家
藤森照信
藤塚 光政
出版社
世界文化社
発売日
2014-12-17
ISBN
9784418142415
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日本木造遺産 千年の建築を旅する / 感想・レビュー

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はちてん

藤森照信と藤塚光政の黄金コンビの写真集。建築物建造物、木造の美意識の高さに唸る。現在の都市建築に違和感をもっているので、大事なモノを失ってきた都市の悲しさを覚えた。せめて現存しているモノを守ってほしい。

2016/03/17

keith

日本全国の歴史的木造建築物。当時の技術力の高さに驚かされます。ただ、建物の写真が縦だったり横だったりで非常に見づらい。これは統一すべきだったんじゃないかな。

2017/09/10

クラムボン

23の木造建築が選ばれているが、必ずしも日本を代表するものばかり…では無い。有名どころは3割程度。世界遺産の姫路城も東照宮も法隆寺も無ければ、桂離宮も伊勢神宮も無い。代わりに表紙の岩国錦帯橋・会津さざえ堂・鳥取投入堂・千葉笠森寺観音堂など一癖も二癖もある木造物が並ぶ…それでもまあ知られてはいる。ただ殆ど知られてないのが…。柱と梁組が圧巻の内部空間・兵庫県小野の浄土寺浄土堂、たった一坪の多摩川管(スゲ)の船頭小屋・縄文的な屋根の造形が強烈な福井の坪川家住宅。これらは決して奇を衒った選択では無いのです。

2022/10/21

ykshzk(虎猫図案房)

会津の円通三匝堂(通称さざえ堂)に行く予習に。他にも誰もが知る有名建築から名もなき船頭小屋まで23件の木造遺産がズラリ。日本の木造加工の技術はイタリアの大理石のそれと並ぶほど、と藤森氏。昭和初期には一人前の大工の持つ道具の標準編成は179種類あったそう。私が見て来た会津さざえ堂は約230年前の建物。コンピュータも電子計算機も無い時代、二重螺旋を内包するお堂の建造を可能にしたのは、職人の技術と勘と熱意の結集だろう。昔の人が出来て今の人が出来ない技術は今後増える一方か。時間があればこの本の建造物を全部見たい。

2024/06/18

石油監査人

この本では、建築家の藤森照信氏が、23点の日本の伝統的木造建築を選び、建築写真家の藤塚光政氏の美しい写真や訪問記とともに、その建造物の特徴を解説しています。松本城や出雲大社といった有名な建物から、入母屋造りの個人住宅や、僅か一坪の移動式の船頭小屋まで、規模や種類を問わず、多様な建造物が取り上げられているので、最後まで飽きずに楽しむことができました。建物の構造や工法及び補修技術などに着目して書かれているために、若干、専門的な内容となっていますが、日本の木造建築技術の高さや奥深さを知る上で最適の本といえます。

2020/02/04

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