マンガ世界の文学 (1)赤と黒
マンガ世界の文学 (1)赤と黒 / 感想・レビュー
みーなんきー
身分制度が世の中の核をなしていた時代に、ナポレオンに憧れ、自分の立場を抜け出してのし上がろうと野心を抱く男がいた。素晴らしい知識と美貌を武器に上流階級の女性を愛し、爵位を手に入れ、少しずつ、貴族の一員となっていく。しかし彼を妬む者もいて、過去を知る者からの手紙によりせっかく手に入れた幸せはどん底へ…
2016/03/29
どあら
中学校の図書室で借りて読了。表題の「赤と黒」にそんな意味があったとは知りませんでした。
2015/11/25
ムーミン2号
文学作品をマンガで描くことには2つの意味があると思う。一つは文学作品をお手軽に知る(ストーリーなど)ことだけど、更に踏み込んで、その作品世界を漫画家がどう捉え何を感じたのか、まで表現すること、そしてそれに触れた読者が更に更に何か新しいことを感じること、それが二つ目である。その二つ目まで立派に成している作品に出合えるのは、読み手にとって歓びに他ならない。本作はその稀有な作品。里中流の「赤と黒」が存分に味わえるが、それがスタンダール(原作者)を決して外れていないところが優れているように思いながら楽しんだ。
2021/11/04
シトラス
原作を読む気にはなれないけど、漫画ならいいか・・・くらいの気持ちで読みました。主人公が欲しかったものは、究極的には母の愛なんだろう・・・と思いました。
2013/08/17
viola
里中満智子氏による、漫画の『赤と黒』です。このシリーズで何故かこれだけ図書館にあったので借りてみました。スタンダールの『赤と黒』は高校生の時に読んだきりなのでもう大分忘れてしまってますね・・。こういう漫画を読んでそれでおしまい、はちょっとどうかなと思うけれど、原作を読む前に読むのにはいいかも。赤が軍服、黒が僧侶としか描いてないのはどうなのかなぁ。色んな解釈があるのだから、ちょっとは入れても良かったのに。
2011/07/30
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