いくつもの週末
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いくつもの週末 / 感想・レビュー
Mark
なるほどね、夫婦ってこんな感じ。情熱と寛容、いいねこの表現、うんうん。
2014/02/28
羽
再読。江國さんの結婚生活は、幸福の糸と不幸の糸を交互に編むようなものだ。“いつもおなじひととごはんを食べるというのは素敵なことだ”、“一人が二人になることで、全然ちがう目で世界をみられる”、“二人はときどき途方もなく淋しい”。毎日そんなことを考えながら過ごしていた江國さんのことを、わたしは少し身近に感じられるようになった。このエッセイを初めて読んだ5年前は、まだ知らなかった感情。
2021/01/26
*asami*
「家で化粧をする習慣などなかったのに、毎朝グロスをつけるようになった。いつ夫と別れることになっても、夫の記憶にのこる風景のなかの私が、少しでも好印象であるように、と。」著者が結婚2〜3年頃に書いたという本著は、ご主人との甘く情熱的だがどこか寂寥感の漂う日々が綴られている。ご主人が愛おしくてたまらないんだろうなと、微笑ましい気持ちに。
2015/11/09
emi
正しさなんて問題じゃない。甘やかしたり甘やかされたりするほうが、教育したりされたりするより、ずっと素敵。十代でこの本に出会ってから、何度も繰り返し読んだエッセイ。私も、チョコレートはあげるよりもらうほうが好きだし、甘やかされる幸せも感じられるようになった。結婚して妻の立場になって読んだら、もっと違う気持ちで読めるようになるのかなと思いながら、家の中の男の人の生活ぶりに驚いてしまう…本当にそうなのかしら。
2014/05/30
夜兎
結婚生活についてのエッセイ。読了後、「きらきらひかる」が無性に読みたくなった。
2016/11/11
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