どこかで誰かが見ていてくれる ―日本一の斬られ役・福本清三―
ジャンル
どこかで誰かが見ていてくれる ―日本一の斬られ役・福本清三― / 感想・レビュー
kinkin
時代劇でよくお見かけした福本清三さん。この本は彼が東映を定年になる前に著者とのインタビューで語られた話がまとめられている。斬られ役一筋四十数年、「代表作なし」というプロフィールがいいではないか。彼のような斬られ役がいないと時代劇は出来ない。しかしその時代劇は今映画の衰退、テレビもドラマの減少で風前の灯。彼が歩んできた脇役について笑いや、制作現場の裏話など結構楽しめた。
2014/11/23
あねさ~act3
福本清三さんの聞き書きインタビュー。 子供の頃から大好きでしたわ✨ 親が見ている時代劇を横から覗きながら、あの人今日は出てるかなぁ~なんて。 世代的に知らない作品ばかりなので、 紹介されている映画全部見てみたくなりました。
2021/09/23
莉野
一つ一つ積みかさねて来た方の話し方だと思った。本人はたぶん「なに言ってまんねん。そんなんちゃいますわ。ほんましょーもない」とか言いそうですが。15歳、大部屋俳優の道をそれだけを40数年地道に一歩づつしっかり歩んで来た方の弾き語りならぬ生き語りでした。
2010/03/16
やん
「侍タイムスリッパー」を観た後、生きていればこの映画に出演するはずだった福本さんの本を読んでみたくなった。15歳で撮影所に入り大部屋俳優として長年活躍。探偵ナイトスクープで「斬られ役の先生」として探されて登場する回は傑作だった。一人暮らしが長かったので普通に料理をする話とか、何くれとなく気遣ってくれるお姉さんの話が印象的だった。本の感想とは関係ないが、「どこかで誰かが見ていてくれる」という状況がなくならない世の中であって欲しい(お天道様は見ていてくれるにしてもね)。
2024/10/05
snakedoctorK
大部屋俳優。 時代劇には欠かせない、斬られ役。 スターさんを輝かせるには、斬られる役者さんがいないとね。
2024/08/11
感想・レビューをもっと見る