京都で日本美術をみる 京都国立博物館
京都で日本美術をみる 京都国立博物館 / 感想・レビュー
六点
「京都ではそこかしこに、日本美術へつながる入り口が開いている」と、著者の言である。この言葉を手がかりに京都国立博物館の収蔵品を中心に、日本美術史の流れを追った本である。日本美術もトーキョーだよ、トーキョーと嘯くのは首都に美が集まる近代国家の国民として普通だと思う。お金持ちの道楽館が多いですしね、東京は。とは言え、常設展示施設だけでも日本美術を通覧できるのは矢張り、京都の良さでもあるし、知り合いの寺院の客間に置いてある屏風が、実は、狩野某の作品だったりした経験を持つ身としては、京都は怖い所だと思う。
2023/04/22
アキ
京都国立博物館は、JR京都駅から歩いていける。明治28年片山東熊設計の明治古都館と、平成25年谷口吉生設計の平成知新館の2館ある。この本は新館翌年2014年発行。縄文時代から江戸時代まで、所蔵する名作を時代毎に紹介しているだけでなく、学芸員の社寺調査などの取り組み、博物館周囲の日本美術なども知ることができた。館の所蔵する国宝27件と社寺や個人から寄託された国宝は87件と、廃仏毀釈で打ち壊される京都の文化財保護を使命として生まれた経緯もあり、訪れる楽しみが増えた。周囲の養源院の宗達、智積院の等伯も訪れたい。
2022/01/29
ねむねむあくび♪
図書館の本♪読友さんの感想をみて読んだ。京都国立博物館のコレクションを紹介しながら日本美術史を総ざらい♪先週読んだ『お寺に代々伝わる日本の国宝』もまた並読して、堪能~(*♡﹃ ♡*)母の日の日曜日の朝は、充実の、なんとも愉しい時間になりました(*´∀`)♪ウフフ♪もう1冊田中ひろみさんの『会いに行きたい!日本の仏像』も読んでいるので至福の時間はまだまだ続きそうです~るるるん♪
2015/05/10
シャトル
京都国宝博物館のガイドブック的な本。常設展を展示する「平成知新館」が完成してから訪問したが、ガラス張りでモダンな外観、ゆったりと宝物を鑑賞出来る内部構造は体験すると病みつきになる。たまたま館長と地元ラジオパーソナリティーのトーク会開催と知り参加。館長の説明によると、正門から入場すると旧本館が、三十三間堂側の南門から入場すると知新館が正面に見え、来館者をおもてなし出来るように緻密に計算し設計したらしい。かつて日本一の大仏殿があった「方広寺」の跡地が京博らしい。そしてこの本、写真が本当に綺麗!
2015/05/03
しーふぉ
京都に行きたくなったな〜 京都に行くと神社仏閣巡ることが多いけど博物館美術館は盲点だった。雪舟や長谷川等伯の絵や歴史の教科書で見てた美術品がたくさんあるようです。
2016/11/27
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