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「女子」という呪い

「女子」という呪い

「女子」という呪い

作家
雨宮処凛
出版社
集英社クリエイティブ
発売日
2018-04-05
ISBN
9784420310802
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「女子」という呪い / 感想・レビュー

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美登利

雨宮さんの本は十数年前に初めて読んだ。タイトルも冊数も忘れたけれど、若いのに右翼とかデモ、北朝鮮とかに関心がすごくあるんだ、私とは全く違うタイプだなと感じた。けれどその主張に対する違和感がなんであるかを知りたくて何冊か読んだのだと思う。辛口な意見として言わせて貰えば未婚で40代以上の女性は雨宮さんと同じように女としてそんなに生きづらいものなのか?私の周りに見当たらないだけで、都会では普通に多いのか?なぜそこまで危機感があり自己肯定感が少ないのか。内容的にはわかる部分もあるけどモヤモヤが残るんだよな。

2018/07/14

藤月はな(灯れ松明の火)

初めての雨宮処凛さんの本でした。手前勝手な「女」である事を嗤いながら強いいる男や世間が憎くて堪らず、そう捉えられ、波風立たないように受け流す「女」である自分にも時に嫌気が差している。そういう人にはグサグサ、来るだろう。特に出稼ぎに来て妊娠したんじゃないかと心細かっただろうネパール人(らしき)女の子と40歳の糞男にDVで妊娠させられた10代の女の子については息が苦しくなる程、キツかった。そしてロボットジジイですが、店に来るお客さんでもいるいる!でもそういう男共程、この本は読まないんですよね・・・。

2018/08/18

ででんでん

数年~10年ほど前、格差や貧困についての著書を何冊か読んでいた雨宮さん。久しぶりに手に取ってみた。雨宮さんいわく、フランス人ジャーナリスト、ドラ・トーザンは、日本人女性が自分らしさにブレーキをかけている理由を「役割を演じてきたこと」に見いだしている。○○の奥さん、○○ちゃんのママ、○○ちゃんのおばあちゃん…。役割を演じ続けるだけの人生を送れば「年をとるほど老け込む」のは当然として、週に一度でも「役割」を脱ぎ捨てることを勧める。うん😊大賛成。(やりたいことを)我慢して、役割を頑張りすぎると老化する⁉

2018/07/24

鷺@みんさー

「呪いと闘う女たち」の章で泣いた。頷きすぎて首が痛い。…私も、自分の42年の生きざまを渾身の力で、すべて白日のもとにさらけ出せば、誰かが頷いてくれたり、誰かの生きづらさを少しは慰撫できるだろうか。とりあえず今隣にいる彼氏に、なにも聞かずに抱き締めてくれ、と頼んだ。私は昔に比べれば軽くなった荷物も色々あるけれど、これからもまだまだ、恐らく死ぬまで付き合っていかねばならない闇や歪みが、心をくろぐろとする。でも、生きなきゃ。

2020/07/30

きむこ

題名に惹かれて読んでみた。ジェンダー問題に関しては特に日本はとても遅れている。何故女性だけが仕事をして育児も家事もこなして優しい妻を演じないと合格点をもらえないのか?世の中は(随分ましにはなってきたけれど)やはり男社会であって、男性に有利な価値観がベースにあって、昭和の考えそのまんまのおじさまや、昭和の考えをお母様に擦り込まれた若者が、男性優位の社会をゴリ押ししてくる。客観的にみるとそういう男性ほど器が小さくて自分に自信がない。と見えてしまう私の目も偏っているのかな。★3.5

2023/12/22

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