河合隼雄と箱庭療法
河合隼雄と箱庭療法 / 感想・レビュー
kayak-gohan
2008年の河合隼雄一周忌にちなんで開催された「河合先生追悼シンポジウム(河合隼雄と箱庭療法)」の記録。本来は会員向けの学会誌だったが、市販本として出版された。第一部は講演二本―①松岡和子〈世界の箱庭としてのシェイクスピア劇〉/②茂木健一郎〈無意識を耕すために〉。松岡氏のシェイクスピア劇における“計算された言い間違い”は実世界という劇場の中で生きる人間という役者の無意識を炙り出す仕掛けとして作用するものであり、劇空間が世界を投影するもの=箱庭としてとらえることができるとする。
2024/07/31
烟々羅
半年ほど前に購入していたが、今日ふと手にとって交通機関のなかで読み終えた。 中を読んでみたら、河合隼雄ファンクラブ同人誌でまとまりがないと感じる。改めてまえがきを見れば、2008年7月21日、河合隼雄一周忌の行事として行われたシンポジウムの記録だ。息子であり箱庭療法学会常任理事である俊雄氏への法事のつもりで仕切った人もいたし、そうでない人もいた…… のかな。 河合氏はユング研究所に学んだが、それはユングの死後で幸運だったと自伝で述懐されていた。飲み込まれるからだ。
2012/02/15
S.コーニック
怖い箱庭は本当に怖い。
2017/09/09
ポテトちゃん
茂木さんの存在が面白かった。河合先生と茂木さんの対談本の内容をさらに深く考えさせられた。科学的な考え方が最良と言われてきた世の中がこれからどのように変わっていくのか、はたして変われるのか。人間的なあいまいさもよしとする世の中でなければ、人間はしんどい。箱庭の実例は興味深いが素人には難しいし、玄人にもすべては理解できない。
2018/11/08
仮。
☆☆
2010/01/09
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