臨床家のための対人関係療法入門ガイド
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臨床家のための対人関係療法入門ガイド / 感想・レビュー
ポカホンタス
サリヴァンに端を発すること、うつ病の精神療法として認知行動療法と並んでエビデンスのある精神療法であること、などから気になる治療法であったが今までよく知らなかった。認知行動療法が流行しているわりに、対人関係療法があまり流行していないのはブリーフセラピーの流れを汲んでいることと、かつて流行した「セミナー系」の匂いがしてどことなくうさんくさい感じがするからなのかもしれない。けれど今やロールプレイをふんだんに取り入れた「研修会」は花盛り。お堅い認知行動療法もそろそろ…。適度なうさんくささがちょうどいいのかも。
2009/12/29
Glitter
臨床家向けとあって対人関係療法の一般書とは趣が全く違う。 認知は扱わず、対人関係に絞って治療を行うという手法は 認知療法と比較するとおもしろい。 コミュニケーションの訓練として病者意外にも有用だと思う。 実際の症例も多数記載されており、スーパービジョンの内容まであるので、言い回し等の細かい技法も習得できる。
2018/11/28
ぬぐみ
対人関係療法の理論、技法、課題などを具体的な事例を交えながら解説してくれる良書。本の構造も分かりやすく図式化されていて良い。言葉の言い回し、質問の切り込み方、焦点をあてるポイントなどとても参考になった。あくまでも入門ガイドなので、もっと詳しく勉強したい。
2017/09/19
●
治療者が知っているべきことは、適切な環境を提供すれば患者は自ら「正解」を見つけることができるってとこが好き。あと読みやすくて本の体裁が好き笑
2009/11/15
ソーシャ
第一人者による対人関係療法(IPT)の入門書。医学モデルに基づいて「病者の役割」を与えるという考え方が新鮮でした。対人関係コミュニケーションについての聞き出し方や注意点なども書かれていて、対人関係の問題を扱うセラピストであれば他の流派の人でも役立つ本になっています。
2023/07/23
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