本の虫の本
本の虫の本 / 感想・レビュー
kinkin
面白かった!本の虫を自称する5名による本好きの本好きによる本好きに捧げる捧げる本好きのための本。古本屋、本屋、ライター他本を食べて暮らしているような人たちが本にまつわる薀蓄や考察、好きな本のことがびっしりと書かれている。積読のこと、犬耳のことや本の万引きならぬ万置きのこと他うんうんなるほどとうなずいてしまうような事からはじめて知ることまでまさに本好き必読の本。続編も期待したい。図書館本
2018/11/01
コットン
5人の著者(本文ではタナカコケカメムシブンコなど虫の名前で登場)による本好きによる本の話題に終始して面白い。5人以外に本をイラスト化している赤井稚住さんの『ブックイラストレーション』が、でしゃばりすぎず良い味を出している。
2019/11/17
いちろく
装幀家、書店員、文筆家、古本屋店主、元編集者のライターの5匹(誤字にあらず)の本の虫が綴るエッセイ。それぞれの職に関する事だけでなく人柄による内容もシッカリ描かれているので読んでいて楽しい。「本の虫」に共通していると感じたのは、本に熟知している事以上に本を愛している事。蟲文庫へは何度か訪れた事があったので、内容がイメージしやすい点も親しみやすかった。
2018/09/28
アキ
本にまつわるよもやま話。5匹の本の虫がこれでもかと面白い話をぶつけてくる。地震の時に無意識に本の山を押さえるくせがつき、本の揺れで震度を測定できるようになる話が笑えた。タナカコケカメムシブンコの章が面白かった。倉敷に行って古本屋「蟲文庫」を訪れてみたい。混雑をかき分けてレジに行けば僕も「天使」に見えるかな?「本を選ぶのは人です。しかし本が、その本を読まなければならない人を選んでいるのではないか、と思える出会いがありました」走れ!移動図書館より。など、この本で400冊紹介されている。まだ全然読み足りないわ。
2018/09/29
阿部義彦
ひゃっほー!こんな本を望んでいたのだ。本にまつわるあれこれを選び抜かれた5人に勝手に書いてもらって凝りにこった装丁(カバー捲って本来の表紙を見てください!)そして、素敵なイラスト、そして品のあるフォントで索引もバッチリコレは正しく本好きのツボに嵌ります。5人の本の虫とは古本虫の荻原魚雷、岡崎武志、蟲文庫の田中美穂、林哲夫、能邨陽子です。他にも本好きの琴線をくすぐる小ネタがいっぱいです。一文は短いけれど本にまつわるトリビア有るある満載。本の本でもこれは本の雑誌社には悪いが今年のベストワンか! 大興奮鼻血。
2018/09/08
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