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自分疲れ: ココロとカラダのあいだ (シリーズ「あいだで考える」)

自分疲れ: ココロとカラダのあいだ (シリーズ「あいだで考える」)

自分疲れ: ココロとカラダのあいだ (シリーズ「あいだで考える」)

作家
頭木弘樹
出版社
創元社
発売日
2023-04-12
ISBN
9784422930985
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自分疲れ: ココロとカラダのあいだ (シリーズ「あいだで考える」) / 感想・レビュー

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fwhd8325

この一年、とても疲れています。書店で、この本を見つけたとき、普段は、あまり購入しないジャンルなのですが、飛びついてしまいました。「あいだで考える」は、しっくりきます。心と身体。時折、思い出せればいいなと思います。弱いロボットのはなしは面白い。ふと考えると、子どもの頃は、無理をしながらも自分を見失わない大人がいて、社会はバランスがとれていたんだと感じました。あまり、自分を意識しないようにと思っても難しい。

2023/05/19

けんとまん1007

まさに、あいだで考える。二項対立ではなく、グラデーションでというのが、すっと心に落ちる。心身という言葉の意味を考える。どちらが主で、どちらが従ということはない。時々、疲れた・・ということもあるが、そんな時は、時間を置くようにしている。結論を急がず、保留しておく。数年前から、自分の中にある言葉の一つに、ネガティブケーパビリティがあり、それを再認識。単に、自分自身だけでなく、もっと、広い視点で考えることができる。

2023/11/19

ネギっ子gen

【一番大切なのは、私だけの心のこと。私だけの体のこと。そういう「個人的なこと」を拾い上げてくれるのが文学だ】難病体験に基づく文学紹介活動を展開する著者が、文学作品を取り上げ、心と体の関係性について考察した書。<主人公は、自分とはぜんぜんちがっていて、共通点がないことも多い。それでも、その主人公の体験や内面が細やかに語られていくと、なぜか共感したり感動したりする。「ここに書かれているのは自分の気持ちだ」とさえ感じることもある。これが文学の不思議なところだ。個人的なことを突き詰めると、普遍性に到達する>。⇒

2023/11/07

shio

物事の「あいだ」で考える人文シリーズ第一弾。いやホント、何歳になっても疲れます自分に。心も体も思うようにいくことってなかなかない。自分で自分が分からない、でもそれって私だけじゃないんだ。近くて見えない自分について、文学や漫画を交えながら考える。『寄生獣』の「死んだイヌはイヌの形をした肉だ」とゴミ箱に捨てるシーン!心体では心が重視されがちだけど、そう割り切れるもんでないよね。心も体も、たまに立ち止まって見直して、決めつけ過ぎず曖昧でいることがストレッチになる。「曖昧さ耐性」を高めたい。

2023/11/02

くさてる

これまでの著者の本と同じく、ご自分の体験から紐解いていくからだと心の話で、論の広げ方がやわらかく読みやすかった。取り上げられている作品も文学からマンガまで幅広い。読んだあと、自分自身の体と心の関係を振り返ってみたくなる読書体験でした。添えられているイラストがいいなあな、と思ったら「ベルリンうわの空」の香山哲さんでした。こちらも素敵です。

2023/11/04

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