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脱貧困の経済学-日本はまだ変えられる

脱貧困の経済学-日本はまだ変えられる

脱貧困の経済学-日本はまだ変えられる

作家
飯田泰之
雨宮処凛
出版社
自由国民社
発売日
2009-08-21
ISBN
9784426104610
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脱貧困の経済学-日本はまだ変えられる / 感想・レビュー

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kinkin

2009年出版の本。あのリーマンショックから1年後だ。当時会社に勤めていた。派遣社員と一緒に仕事をすることが出来た。皆とても真面目で頑張ってくれた、しかしあのリーマンショックで仕事から外れた。あの頃から日本は変わっただろうか。メディアで取り上げられることが減っただけで深刻さは増しているのではないか。国民全員が最低限の生活が保証されているはずなのに・・・この本は対談形式でこれからの日本を変える提案が載っている。いずれにしても個人レベルで貧困を免れる方法など無いに等しいと感じた。図書館で

2017/11/08

おおにし

特に努力しなくても同じ仕事を続けることで年2%程度の効率アップが自然に生まれるという飯田さんの考察は正しいとすると、それに見合った経済成長がなければ労働者が余ることになり、日本が10年以上ゼロ成長を続けてきことは大問題です。デフレが長く続いたせいで私も経済成長の大切さを失念していました。もっと経済学を勉強しなくては。ワーキングプアの若者たちも自分を責める前に飯田さんから経済知識を学んだ方がよいと思います。そして、まともな経済センスを持った政治家に一票を投じることから始めませんか?

2015/03/13

yamikin

冷徹にその「合理性」を説く経済学とは一線を画す。これまで経済学の一般書はビジネスマンに独占されていたきらいがあるが、本書のように左翼的なアプローチにも経済学の本が有効に機能していることを見ると、これまでの左翼は単に経済学について言及しない、というよりもできない人たちで占められてきたのかな、と思う。文学、哲学関係の人が多いもんね。年率2%の成長、景気が良くならないと雇用は生まれない。そして再分配政策で格差(≒貧困)が大きくなる現状を変えねばならない。

2011/07/15

白義

日本は平等な社会だというイメージが昔はあったが今はそんなことは全然なく、むしろ先進国じゃ最悪レベル、生きるだけで難易度ベリーハードな人が大量にいる。そういう人たちは公共的な議論で何を武器にすればいいのだろう?それは経済学だ。という訳で、今注目の経済学者飯田泰之と悲惨な現場のリアルをよく知る雨宮処凛が対談するこの本はよりフェアな社会を作る最良のツールになってくれるだろう。要は、日本は貧乏人から絞って金持ちにお金を上げてるから、それを逆転して経済成長もすれば財源とか気にせず格差も解決だと。明快な名著

2012/02/09

たいら

日本にある貧困について自分は無知だった。そしてなぜそのような貧困が生まれるのか、政府の対応はどうなのかなど、自分の知らない世界を開いてくれた本。富裕層からの税金を減らして、いびつになっている日本の累進課税制度をどうにかしてほしい。

2011/12/28

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