一握の砂 (STANDARD COLLECTIONS)
一握の砂 (STANDARD COLLECTIONS) / 感想・レビュー
風斗碧
初めて啄木本読了(その前に日記とか挫折している)。初めの岩手の頃の作品は、思っていたよりずっと傲慢で不遜な感じのするものも多くてびっくりした。後半、家族で住み始めてからのものは優しさも感じるが、思ったより苛烈な印象だった。詩や俳句は言葉に印象があるから、挿絵やフォントをいじられるのはすごく嫌いなのだが、啄木が生きた時代の絵葉書が挿絵なのは何だか郷愁がして、良かった。
2019/08/21
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