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いけない読書マニュアル: ベスト・セレクト・ノヴェルズ350篇 (J.K BOOKS 11)

いけない読書マニュアル: ベスト・セレクト・ノヴェルズ350篇 (J.K BOOKS 11)

いけない読書マニュアル: ベスト・セレクト・ノヴェルズ350篇 (J.K BOOKS 11)

作家
風間賢二
出版社
自由国民社
発売日
1994-05-10
ISBN
9784426470005
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いけない読書マニュアル: ベスト・セレクト・ノヴェルズ350篇 (J.K BOOKS 11) / 感想・レビュー

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袖崎いたる

今迄目を通してきたブックガイドの中で一番ためになったかもしれない。何がいいかというと、ファンタジー小説というジャンルでの、書店で置かれるいわゆる定番を概ね外し、というか削ぎ落とし、マニアや研究者を志望する者へとドヤ顔(褒め言葉ですよ)でオススメする著者の提案は、その語り口と共に〝ためになる〟。冒頭の研究資料の提示からもわかるように、著者にはSFやファンタジー小説を文学史的に評価する姿勢があり、ファンタジー小説を書こうと志してる人にも文学理論の構造主義的立場からいえば(笑)「間テクスト性」の観点から必読だ。

2016/05/17

三柴ゆよし

東雅夫&石堂藍『幻想文学1500ブックガイド』、牧眞司『世界文学ワンダーランド』、豊崎由美『勝てる読書』と並んで本書もしばらくは枕頭の書となること間違いなし。ちなみに私は重度のブックガイドオタである。そこに知らない作家の名前を見つければ興奮するし、好きな作家の名前を見つけても興奮する。もっとも前者の興奮は陽性で、後者の興奮は陰性だ、そう思う。その意味で本書はどちらかといえば陽性の興奮を覚えることの多いブックガイドだった。数字であらわすと、読みたい本が46冊増えた。さてどうしてくれよう。

2011/09/24

きゅー

風間賢二氏によるブックガイド。そのためセレクションはファンタジーとホラーに偏っているが、ポストモダン小説、ユーモア小説、ポルノ小説などについても面白本情報を充分に提供してくれている。それほどマニアックな本は多くなく、一度は名前を聞いたことがある程度以上のものが並んでいるのだが、彼の解説を読むととたんに読んでみたくなるから不思議だ。ただし、彼の言葉使いは饒舌で、時に表現過多となるようなので、ここで紹介されている本を実際に手にとってみても、彼が言うほど面白く感じるかどうか不安に感じないでもない。

2011/09/29

くさてる

魅力的なガイドブックで、読みたい本が増えるのは嬉しい。けれど、未訳の作品を紹介されると…かえって読みたくなる(笑)。とりあえず、ジョイス・キャロル・オーツの「スノーストーム」が読みたくて仕方がないです…。

2012/05/10

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