棄景〈5〉
棄景〈5〉 / 感想・レビュー
_Stroszek
葉の一枚一枚まで鮮明に廃墟が写し撮られていることに驚く。打ち棄てられた廃墟、廃線、客のいない列車、ロープウェイの跡地など、人間の営みの残骸が記録されている。この風景はこの色彩でなければならないとでもいうように風景に重ねられた色味が的確であり、ある被写体を写し撮るには、それにふさわしい手法があるのだと気付かされる一冊。
2010/08/25
ame
じんわりと、心に滲む。フィルムの温度を感じる作品。棄てられた景色なのに、うら寂しさよりも懐かしさが先に立つ。かわいいとさえ思える。被写体への愛ゆえでしょうか。
2010/05/07
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