森におかえり―フー太郎物語
森におかえり―フー太郎物語 / 感想・レビュー
パフちゃん@かのん変更
15年前の絵本。買ったことを忘れていたが、今日発見。アフリカの乾いた大地でみなしごのフクロウを保護した日本人女性がフクロウの棲める森を探して内戦で荒れたエチオピアを放浪した実話。文中ではフミという名になっていますが、筆者の新妻香織さん。フクロウには生肉を食べさせなければならないし、様々な苦労の末18日後にやっとフクロウの棲めるところに連れていくことが出来た。しかしこの30代の女性、5年間でアフリカ28か国を陸路で踏破されたとはすごいですw(゜o゜)w で、この絵本は「フー太郎の森基金」で買ったはず。
2014/05/15
おはなし会 芽ぶっく
新妻香織さん(文中はフミさんという名前)と、フクロウのフー太郎との実話。子どもたちにいじめられている赤ちゃんフクロウを助け(浦島太郎のようなはなし)、野生に還そうとするも、住む場所=森がなく、森探しの旅に出る。この経験と、その後造られたフー太郎基金についてもあとがきに書かれています。
2020/09/20
ヒラP@ehon.gohon
実話だからこその説得力を感じました。 ボールのようにして子どもたちの遊び道具になっていた子どものフクロウとの出会い。 すむ場所を失ったフクロウを森に帰すための旅。 エチオピアという国は、戦争と環境破壊のためにこれほどに荒涼とした国になってしまったのでしょうか。 描かれているエチオピアの景色に森がないことと、さりげなく描かれている戦車が印象的でした。 それにまして、フクロウの子と筆者の旅は、実体験の重さと意外感がありました。 フー太郎の森基金という筆者の思いが強く感じられました。
2018/04/16
遠い日
実話を基にした物語。エチオピアの内戦直後、フミという日本人女性とフー太郎と名付けられるフクロウの子との出会い。自然の森に返すための旅をしながら、フミの心に次々湧き上がる複雑な思い。棲み家となる森がないという現状を切実に感じた彼女が取り組んだその後の活動。今なお、地球の森林の問題はいっこうによい状況には転じていないことに、ある種の焦慮を感じる。
2017/06/18
雨巫女
野生の鳥を、自然に帰そう話。しかし日本ではなく、紛争地域の話。森ではなく、砂漠で、ましてや周りは戦争中。大変な中に無理です。
2010/06/15
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