Separation: きみが還る場所 (アルファポリス文庫)
Separation: きみが還る場所 (アルファポリス文庫) / 感想・レビュー
しんごろ
物語の設定はありえないけど、切なくて優しい物語でした。すごく一途で真っ直ぐで互いに思いやる理想の仲の良い夫婦ですね。裕子の病気さえなければ、どんな幸せが訪れたのか…。後半はウルウルしながら読んじゃいました。愛する人を失うのが、どんなに辛いか…いろいろ考えてしまいました。ウチの奥さんには、ずっと生きてて、そばにいてほしいなあ。ウチの奥さんをもっと大事にしなきゃね。
2019/09/22
あつひめ
少しずつ…からだに異変が起きてくる。それをそのまま受け入れる二人はより一層の絆が生まれる。妻の変化の先がわかるだけに、どこかでこの結果を裏切るようなどんでん返して読者を笑わしてほしい…と何度思ったことか。年を重ねるのではなく年を失っていく不安。それなのに狂ってしまうこともない…ずっと忘れないでいるために気が張っているような…。いつかもう一度結ばれる…生まれ変わって結ばれるとき、やっぱりお互いを認識できる目印がどこかにあるんだろうな…。ドラマも見てみたかった。
2014/03/24
はつばあば
地獄の犬の次は天国に招かれる人?。極端から極端に走る私の読書。体が小さくなり幼くなっていく妻を労わる夫。ちょっと意地悪だが認知症になった妻も幼くなると思えば労われるのじゃないかと。中々こういうできた夫に出会わない。出会わないから余計よく見える。たった二人っきりで寄り添い合うのもいいが・・一人になった時は辛いだろうなぁ
2019/06/24
なないろ
市川さんのデビュー作。世界観、文章、1冊すべてが美しく優しく切ない。何度読んでも、心にふんわりと染み渡るようなそんな作品。美しい純愛の物語。大好きです。
2014/11/02
Walhalla
市川拓司さんのデビュー作だそうですね。 相手を想う気持ちはとても素敵です。 ずっと良い時のままの二人を応援したいですが、残酷にも日々は過ぎていき、少しずつ、でもそれは確実に変化していく様子は、あまりにも切ないです・・・。 いつの日か、もう一度巡り合えたらいいですね。
2017/05/25
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