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作家
二宮敦人
出版社
アルファポリス
発売日
2009-04-01
ISBN
9784434131004
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! / 感想・レビュー

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良い意味で言うと、軽くて読みやすい。率直に言うと物足りない。居心地悪くなるような恐怖を感じさせる表紙とは、打って変わって内容としては3編の短篇集でかなり軽く読み終わってしまいました。「クラスメイト」と「穴」に関しては、多少登場人物の行動や言動に現実味がなく淡々と読み終えてしまいましたが、3つ目の「全裸部屋」は急に意味のわからない部屋に閉じ込められて、ただただ死を受け入れる無機質さが良かったです。ちょっと哲学的なところもあり、ただ死を迎えるだけという不条理さが新鮮でした。ただ残りのシリーズは読まないかな…笑

2014/11/01

みや

読書会紹介本。ホラー中編3作収録。3作全て面白かった。文体や雰囲気はもっと若い人向けの印象だが、気軽なノリで人間の狂気を楽しめ、きちんと恐怖も味合わせてくれる。だんだんと縮んでいく密室に全裸で閉じ込められる『全裸部屋』が一番好き。ぶっ飛んだ設定だけでも心を掴まれたし、予想外の結末も凄く良かった。終盤の描写は特に素晴らしい。拾った携帯電話に友人の死体写真が入っていた『クラスメイト』も冒頭から惹き込まれた。その後も目まぐるしい展開から目を離せずに一気読み。三文字のメールに本気で鳥肌が立ち、思わず嬉しかった。

2018/08/21

ナチュラ

久しぶりに直球ホラー 3話を収録。 女子高生が朝目覚めると、全裸で真っ白い部屋に閉じ込められていた「全裸部屋」が息苦しくなる怖さだった。 怖いけど、続きが気になり一気読みでした。

2018/03/30

MATHILDA&LEON

どれも学生が主人公で、スプラッタ要素やホラー感はさほど強くなく、さらさらっと読める。最後の「全裸部屋」は一番読みやすく感慨深いものがあったし、主人公の死ぬことへの解釈が面白い。ちなみに全編を通して読後感はスッキリとはせずモヤモヤが残る。シリーズ化されているので、次も試してみよう。

2015/03/30

芍薬

恐怖というより世間と自分との折り合いが上手くとれない故の恐ろしさなので、ズバリの年齢だったならもっと怖かったんだろうなぁ。

2013/09/14

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